嫌われ者の私が恋をした。
会う度に、好きな気持ちが大きくなっていく。
私が嫌われ者じゃなかったらな。
せっかく2人で出掛けることができても、
私はあなたが私といるのを
他の誰かに見られることを気にしてしまう。
もっとたくさん連絡取りたいけど、
私と仲良くすることが
あなたのマイナスになってしまうのを気にして、
そっけない返事しかできない。
2人でいると、
つい嫌われ者だということを忘れてしまう。
だけど、みんなの中にいると、
嫌われ者だということを自覚させられて
あなたの目を気にしてしまう。
私が嫌われ者じゃなかったらな。
いっそ、会社を辞めてしまおうか。
私があなたと関わることで、
あなたの評価が下がってしまったら困る。
会えば、話せば、
好きな気持ちが大きくなるばかり。
可愛いと言ってくれたこと、
私の話を面白いと笑ってくれたこと、
仕事頑張ってるねと褒めてくれたこと。
これで十分な気もする。
社内いじめはエスカレートするばかり。
あなたといたいけど、いれない。
明日あなたと食事に行ける。
嬉しいけど、きっとまた私は人目を気にする。
私が嫌われ者じゃなかったら。
何度そう思っただろう。
明日が最後になりそうで怖い。
あなたにも嫌われてしまうんじゃないかって。
どうにも自分に自信が持てない。
大好き。
あなたは私のこと、好きですか?