すっかり寒くなったから
今年も終わってしまうね
きみたちの居る町も寒くなって
雪だって降っているだろうか
僕は相変わらず新しい街で生きている
上手くいっているかはわからない
間違った道を選んでいるかもしれないけど
最近気づいたんだ
僕は人間が嫌いだってこと
僕はひとが好きだってこと
二つは矛盾しているようで
ちっとも交わってない
人が二人いたらその間には人間関係が生じる
みんながそれぞれの正しさで
引っ張っていくから
服が伸びてしまうよ
袖が破れてもまだ引っ張り合っている人を見て
とても悲しいと思う
ただ増やしたいから数字として選ばれる僕は
パーソナリティなんていらないんだ
球技をしようと言いだして
サッカーをしたい人と野球をしたい人が居るから
想像力を働かせないと上手くいきっこないよ
だけどさ
僕はひとの暖かい可能性を信じている
僕の事なんて気にも留めて無くたって
計算しない何気ない優しさをひとしずく
飲み込んだ時生きていて良かったと思う
ありがとうの一言を風に乗せて
どこかにしずくが届くなら
それはとても良いこと
世界は毒に溢れていて
真っ黒に見えるときみは言うだろうか
世界は愛に溢れていて
眩しく見えるときみは言うだろうか
でもそうじゃない
色々な色があって
色々な音がある
大通りに流れるポピュラーミュージックも
寝室で囁かれる愛の言葉も
路地裏に響く遠吠えも
屋上で叫んだ胸の痛みも
彩色の世界を作る要素であって
一つも欠けてほしくはないんだ
僕の色がくすんでいて
誰にも名前すら付けられないとしてもね
冬の空気を吸うと少しだけ体が透明になって気がして
自分の色も少しはきれいに見えるかもって思うんだ
青い空は今日も高くて済んでいる
少し息を吐いてそれから透明を吸う
今日もここで生きていくと
僕は心の中で呟いた
ななしさん
冬はホッとする。ナゼかはハッキリとは分からない。ただ幼少期から悲しいことが多くて、けど楽しいという日々を楽しませてくれた人達だっていた。
私は今自分がいる町が好きなのか嫌いなのか分からない。もう大人な年齢っちゃ年齢だけれど今私がいる町を出て知らない場所に行ったら故郷にまた戻りたくなるのだろうか…。今私が住んでいる土地にはどちらかと言うと私にとって嫌いな人がいるから本音を言うと出たいし、出来る事なら引っ越したい。長年悩んでいた事も引っ越す事によって本当に切り離せると思うからだ。私は人間が嫌いだ。けどそれとは矛盾しているが少数の人は好きだ。多分相性の問題なのだろう。話は戻るが冬の切なくなる雰囲気が好きだ。秋は寂しくなる。冬は秋の寂しかった感情を洗い流してくれるから。決まって嫌な事が起こり始めるのはいつだって秋だったから。
このシーズンが好きだな、もっと頑張らなきゃな