優しい気持ちの小瓶。
二日連続で学校を休んだ。
頭が痛くて微熱で体がだるくてだるくて…。
風邪なら無理してでも登校するけれど、ストレス性の体調不良だから、欠席。
夕方、インターフォンが鳴って目が覚めたら、クラスメイトが来ていた。
玄関を開けたら、渡されたのはレジ袋。
中には冷えたプリン。
蓋にメッセージが書いてあった。
学校帰りに、コンビニに寄って来てくれたらしい。彼女の家は反対方向なのに。
「本当はゼリーを買うつもりだったんだけど、売り切れてたからプリンにしたんだ~」
って。
全っ然大丈夫だよ嬉しいよ。プリン大好きだし!
目の前にいる友人が天使に見えた。
体調を崩すと、
「自分に存在価値なんてないんだー」とか
「私がいなくなっても誰も悲しまない」とか
もう超絶後ろ向き思考で視界真っ暗になるくらい落ち込むのだけれど、
そんな時に彼女が来てくれて、なんというか、安心した。
調子悪くて上手く笑えていなかったけれど、本当に嬉しかったんだよ。ありがとう。
素敵な友人がいてよかったなぁってしみじみと思った。
彼女のような優しい人に私もなりたいな。
プリンも、彼女の気持ちも嬉しくて、お腹いっぱい(笑)