こころがばらばらになりそうな、今でも正直上手く思いだせない時期がありました。
その隙間を覆い隠すように、繕う時期がありました。
偽物を被せた傷は膿んで、じくじくと私を腐らせ続けます。
すこしずつ話せるようになる、きっかけがあった中3の秋。
じぶんの嘘を思いだす、去年の春。
なにかを超えたと勘違いした夏。
目が覚めはじめた秋。
からっぽに気づいて、でも見たくなくて。ぐちゃぐちゃになりはじめた冬。
揺れに揺れるこの春。
進んで 沈んで 回り道、あまりにめまぐるしくて、頭がぐらぐらとして。
じぶん、の輪郭がどこなのかわからない状態が、続いている現状です。
世界じゅうを覆うように感じる悩みも結局は頭のなかでぐるぐるしてるだけだったり。
ちいさな迷いがいろいろなひとを巻き込んでしまったり。
軸が固まらないし、
境い目が曖昧だからか近づいたものにはすぐ依存してしまったり引き離してしまったり。
まぁ、ぴたっと固まらないのが 私 なのかな、ともここで頂いた言葉から思うことができたのですが。
産まれたばかりのあかちゃんは、自分のからだをたくさん触る時期があるそうです。じぶん と 世界 の境い目を知るために。どこまでがじぶん なのかをわかるために。
私もいまは、とりあえず じぶんのかたちを知りたい。なにがすきでなにが嫌いなのかもよくわからなくて、言葉がいっぱい散らばった地平。ツギハギでもちゃんと、ここに立っていると言えるような足がほしい。