汚い腕。
リストカットに根性焼き
家族と喧嘩した時に縫った跡
いじめられた時に切れた跡
私の腕には、私も含めてたくさんの人たちの私に対する恨みがたくさん詰まってる。
左手は、私の敵だ。右手は、私の心だ。
心を殺したくて、敵は傷つける。
汚ったない腕。
汚ったない心。
こんなに、汚れて、穢れて、荒んだ私にも
自分を傷つけてしまう私の手を、辛かったね、辛かったね、1人でよく頑張ったね、と握ってくれる人がいた。
なんで私は、産まれてきたんだろう。
たくさんの人に聞かれた。
「何で産まれて、何のために生きてるの?」
そんなの分からないよ。
私だって分からない。
リストカットはするけれど、本当に死んでしまいたい訳じゃない。
1日に2箱タバコも吸うけれど、親不孝をしたい訳じゃない。
ただ私は、穢れきってる心の中のもじゃもじゃを何とか取り除きたくて足掻いてる。
それさえ無ければ、ヤケになって体売ることも何も無かったのに。
本当に死んでしまいたい訳じゃないけど
それは確かなはずだけど、死にたいのも確かなはず。
死ぬくらいなら、家から逃げてしまえばいいとたくさん言われるけれど
それだと、自分は愛されてなかったんだって諦めるみたいで、怖くて、苦しくて、
悲しい。
まだひっついていたくて
でももう子供じゃないんだからって
どうしようもないこの感情を、私はどうすれば良いのだろう。