「自律神経失調症」
私の病名らしい。
けど親に言えない。
親にとっても、世間にとっても、これは甘えらしい。
例えこの原因を作ったのが親だとしても。
甘えってなんだろう。
私はこれを理由に色々無理だとか言うつもりは無い。
むしろ言いたくない。
また置いて行かれるのは嫌だ。
甘えたろくな人生じゃなくてごめんなさい。
名前のない小瓶
49858通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
自律神経失調症は全く甘えではないです。
あなたの体や精神に限界がきている証拠です。
僕も7年前に発症し、現在も筋肉のけいれんや、めまい等体調やストレスにより不定期に急激に症状が出て困っていますが、医者には完治はしないからうまく付き合うしかないと言われています。
結局同じ病気になった人にしか分かりません。
甘えと言って切り捨てる人はただ無知なだけです。
どうか無理に頑張ろうとせず、自分をいたわってあげて下さい。
ななしさん
甘えじゃないから
病院に行かせなさいと
貴方の親に言いたいです
癌になったら甘えですか?
飛行機事故や震災にあったら甘えですか?
身体がパーフェクトじゃないと甘えですか?
貴方は間違ってません
病院に行って下さい
貴方が幸せになりますように
ななしさん
私は自律神経失調症になって三年の高校一年生です。
私は、祖母、祖父、母、妹と住んでいます。
自律神経失調症になって、祖母から、
「甘えだ!頑張って学校行け!家の手伝いしろ!お姉ちゃんだから妹より働け!」
と言われ続けています。
私もこの病気を理由にこれが出来ない
あれが出来ないと思いたくないのです。
私は人に甘えることができません。
いえ、甘えることが分かりません。
よく私も心の中で謝っています。
でも、頑張らなくてはいけないのです。
私は
「これをやれば良い事が返ってくる!」
と、自己暗示をかけています。
たまに、強迫観念がきますけど。
こんな私にも、話し相手がほしいのです。
私と同じ境遇の人と、似ている人と、
ななしさん
いや、逆で
「甘えたいって言えない」
人に起きやすい不調なのでは。
世間をひとくくりにしないでほしい。
すべての体の不調は甘えじゃなく、
心の叫びや訴えだと、私は思ってます。
心と体がなんて訴えたいのか
叫んでるのかよく聞いてあげて
ゆっくり休んでくださいね。
(大切なのは、
親や世間じゃなく、あなた。
親や世間は無視していいとおもいます。
置いてかれるというより、
むしろ彼らを置いていって、あなたは先に一人ですすもう。)
名前のない小瓶
『甘え』。
本来の意味で使われることもあるが、
多くの場合は、自分が理解出来ない出来事に貼り付けて、相手に全責任を被せるためのレッテルだと思う。
そんな馬鹿は放っておいて良いと思う。
自戒も込めてこの返事を流すよ。
世の中にはたぶん、予想以上に、聴く価値のない言葉が多いんじゃないだろうか。
ななしさん
高校二年生、女子です。私も現在同じ病気を患っています。中学三年生のころは、この病気に分類されるとある恐怖症がきっかけで、授業に出られないまま一年間過ごしたこともあります。
自律神経失調症は、決して甘えなどではありません。これだけは自信を持って言えます。
「甘えだ」なんて言われても気にしないでください。きっとその方は、今あなたが抱えているタイプの苦しみを、まだ経験したことがない、というだけではないでしょうか。
私が校内のカウンセラーに言われたのは、「あなたはきっと感受性が豊かな人なのだろう」ということです。たくさんたくさん、カウンセリングをしていく中で、そうやって自分を見つめなおし、新しい側面を見つける機会ができたことは、浪費してしまった一年を惜しく思う気持ち以上に、良いことだったと今では思います。現在は大好きな絵を描くことを続けながら、無理しない程度に努力も続けています。
この病気になって、甘えている人なんていません。一人ひとり程度は違えど、みんな心のどこかで、「こんなんじゃだめだ」「もっと頑張らないと」と焦って、どうにか状況を打破していきたいと思っています。客観的に、自分自身を見つめているもう一人の自分がいるのです。その自分を大事にしてあげてください。
「森田療法」というのをご存知でしょうか。「ありのまま」でいる自分を大切にしながら、自然に病を治していく心の治療法です。もし興味があれば、調べてみてください。参考になりますよ。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。