ながいです、すごく。
目を覚ますと、既に強烈な 日差し。また新しい日であることに呆然とします。
布団にしがみついてももう眠れずに、手足を少しずつうごかして、起きようとします。今日もあつくなりそう。
ごはんをたべながら、今日することを考えるのに、気づけばまたぐだっとして、時間は流れていく。
ながいこと続くこの、果てしない怠さはなに?
夏バテということにしていたいけれど。
***
誰かと話すことが、どんどんしんどくなっていくのです。聴くことはいつも私を連れて行ってくれる。だけど、
きづいてた。私は私に自信が持てない。と、いうより、まっさらじぶんをみられたら誰もが去っていくなんて、自意識過剰な思いのなかに今もいて、だから素直に語れない。
良くみられたい、素直になりたい。そんなじぶんを認められないからか。
***
うんとむかしは、おとな なんかの期待とか押し付けのなかで暮らしていた。いつも隣の席には、「落ち着きのないこ」とか「お友だちのすくないこ」が置かれた。私はただあまりにこどもで、周りの人への関心がうすかっただけなんだけど。この「かぎかっこ」でしるしをつけるやり方が何と無く、気持ち悪かったのはほんと。でも、関わろうともしたことない。
みんなが友達同士で好きに座れる最後の席がえだって、私は先生に頼まれて 喋ることもない子の隣。執着がうすく、頼んで もらえることをじぶんの価値にし始めた私は反対もせず。段々学校に来なくなったからっぽの隣の席と、嬉しそうにくっついて座る仲良し同士をみていた。
私はずっと隣にいた彼女が、教室に入らない理由を見ようとしたことさえなかった。なのに最後まで、頼られ続けた。
「あなただったらきっと安心できる」
「嫌な顔もしないで偉いね」
「待ってあげる子がいて助かるわ」
嘘だ。断る理由もないなー、とか、しょうもない計算だ。
じぶんが「いじめられてるこ」というかぎかっこに入ってからの変化とか。
ばれてからの、こんなの意味ないのに、って思いながら晒し者気分で真ん中に立ったクラスでの話し合いとか。
私が今までわかったふりで中途半端に関わった こんな問題の、当事者の気持ちをようやく想像した日とか。
この間もずっと私の価値は、
「よく頑張ってるね」
「よく話したね」
心もさほどないことが子どもながらにみえてしまった、字面は素敵な言葉で出来ていた。
***
ふつうに話を聞いてくれるひとのなかに来られたらうれしくて、なにも考えず喋ってて、でも軸がじぶんになくて鵜呑みばかりだった。
じぶんの言葉が欲しいと考え始めると、声は出なくなった。
旅のはじまり。
私はひとに求めるばかりで。
助けたい、そんな思いも今考えれば、じぶんの 価値 がほしかったから足らないものをもってる(と、思い込んでる)ひとを探してただけ。本気で一緒に泳ぐ気などなかった。独りよがりな「アドバイス」 夜思い出しては消したかった。
誰かに褒めて欲しい、あなたがいなきゃだめって言って欲しい。
いいながら、じぶんをみたくなくて自信どころじゃなくて、まぶしい言葉と生きられるひとと繰り返すだけ。
だから、変わる世界に耐えられないって思ったんだ。
変わる。
去るひと、出逢うひと、すれ違うひと。
ちゃんと目を見てぶれない言葉を交換したい。
そうして最初にもどる。
何だろう。お洋服が小さくなったような、濡れてしまったような。
うまくはまらぬ毎日、1日が耐えられないほどながいのにやりたいことは驚くほど終わらない。
***
失恋という日本語はへんだ。
失うわけがないではないか。
ハートブレイク はまだわかる。
…いや、わかってたから引きずってないよ。想いがあんな風に自然にこぼれたのははじめてで、素敵な気持ちだった。
君もそれをわかってくれたから、私たちは続く。きっぱりと、結びなおして。
その度量に見合うひとでありたい。だから私は軸を持ちたい。手をだして「あげる」なにか無しでも良い、そんなひとになりたい。
どうするか?
わからない、真摯に話す?
だけど今はキャパオーバー、半日くらいの活動時間。
パニックももう、減ってきたけどわらうことも、むずかしい。
じっとしているだけで疲れきっていく。擦り切れるような毎日、太陽がまぶしい。
いっぱい休めば治るのだろうか。
ねむってしまえば忘れるだろうか。
こんなじぶんも目に入れるのをおっけーしたいの。
向き合うことは茨の道かな、だけど私は人間でありたい。
必要とされたい(イコールいらん優越のため) じゃなくね、。