1年前の自分は、人を笑わせる事が好きで、話す事も聞く事も上手くやれていたと思う。今より頭の回転が速かったし、気の利いた発言だって出来ていた。ふと目に入った物事で会話を広げる事だって出来たし、何かと心を開かれやすかった。
だけれどこの頃の自分は、嘘の話で人を笑わせる癖があった。創作力はあるのだと思う。話している相手の笑いのツボを見極め、それに合った創作をする事が好きだった。それから、日常の中で自分が面白いと感じた事は全て盗んだ。
言葉の使い回しとか比喩とか。盗むというより、応用していつでも使えるように記憶していた。
今の自分は、何よりもまず最初にめんどくさいが頭をよぎる。何か思いついた事があっても、面倒だし別に話すようなことじゃ無いと丸め込むようになった。それにこころなしか、記憶力が悪くなった。頭が働かない。文章には書き留められても、いざ対人の会話となると、全てが無駄な事に思えて無気力になる。1年前は、創作という嘘で人を笑わせる自分を恥じていた。今は、自分が淋しい人にしか思えない。1年前の自分は可愛いもんだった。自分はつまらない空虚な人間。この小瓶にも意味は無い。ちょっとした気まぐれ。でも誰かが、受け取ってくれたら、おそらく私は救われてしまう。
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