わたしは、死にたかった。
でも逃げた。
やり直した。
今は、生きてて良かったとすこしだけ思ってる。
部活のごたごたが嫌になり、休部をしてはや3ヶ月。
まだ学校に行くことに抵抗はあり、よくトイレで吐いてしまうけど、とりあえず笑えている。
側から見たらまったく病んでいるようにはみえないだろうな。
夏の練習は一度も行かなかった。
いや、一度、顔を出した。自分なりに前を向いて、そして後ろを振り返りに戻った。
駅伝まであと約40日。
人数ギリギリの女子。2年、次期女子キャプテン、欠落。
我ながら、大事な立場ではあったと思う。
だからこそ、苦しんだ。居ても離れても苦しんだ。
でもそれもやめた。
自分にも人にも謝るのをやめた。
笑う。
何かを察して欲しい笑みではなく。笑う。
私は悲劇のヒロインなんかじゃない。
笑う。
なのに。
高1、剥離骨折。
それでも、出る。
帰り際 教えてくれた、男の子。
驚く。
走って追いかけてくるような子じゃないはず。
私は。
なにをしているんだ。
珍しく、涙がでた。
うずくまり 涙を流す。
後輩が見えるところで、それなりに目立った。
ひどい先輩だ。
うかつだった。
…
どうすればいい
…走りたい。
でも、母は許さないだろう。
帰りが遅いだけで部活に出たんじゃないかと、邪推する。
でも私は、あなたより、仲間の方を信頼している。信頼されている。
あなたの愛は、私が子供だからあるもの。
子は、親を選べはしないから。
受け入れる。
でも
どうすればいい
そんなものは、言い訳だから。
私に必要なのは、多分、勇気と、覚悟。
私には覚悟がない。
周りを蹴落とし、貪欲に知識を、技術を求めようとする覚悟が、足りない。
…
それは悪いことなのか。
偉い人の言葉は、成功者の言葉は私に響かない。
それでも上辺の文章を並べる。
私は、私だ
私が、決める。
でも、どうか
誰か
私に覚悟の決め方を教えてください
時間が…
ない。