おかしな人が通ります。
ぜんぶ切り捨てたくなる。
なつかしい日も貰ったぬくもりも、どうせもう過ぎたことなんだもの。
涙が出るくらいに嬉しかった出来事は、それだけ辛かったこととセットで。だから辛かった日々も受け止めようとしてきたけれど、やっぱり思い出したくないし、叶わないわがままだけど私はもうちょっと真っ直ぐ歩きたかったよ。
一度あったかい布団に入ってしまうと、外の風はあまりにも寒い。
人と会うことが、沢山傷ついても 幸せと思えたのに。それだけは、また期待を寄せられる能天気さだけは、私の胸を張れるところだって思ってきたのに。
もう私を記憶に留めないでほしい、人と会うのが嫌だ。
なにがあった訳でもないんだけど。
あれもこれも、好きな作家さんの言葉を借りれば「箱のなか」
に行ってほしい。
諸々不調でお休みして、ようやく自分の匂いの布団から出られた日。
毎朝ささやかに挨拶を交わせるようになった街の人たち、すれ違う一瞬だけの関わりだけど愛しかったのに、久々だなぁ、なんて顔でおはようと言って貰った途端、嫌になってびっくりした。なんでだ。
間の悪いことに全校朝会の日で、にがてな人混み。体育館を出る波をちょっと離れて後ろを歩く。
沢山の背中。似たように見えるけど、一つ一つが 面白いことを考えていたり仲良くしてくれたり 夢中なものを持っていたり。そういう、ずっと素敵だと思ってきたエネルギーみたいなものが、うるさくてつらくて吐きそうになって。
こわかった、この気持ちの変化がなにかわからない。また私はおかしくなってきたんかな？
やたらに布団にくるまってたまにこうして携帯を見て。
自覚したときから、聴覚過敏はストレスでしか無かった。音という音を拾うから、聴きたい音、特に人の声に集中しにくいので。
でも今は音の海の中に埋もれていたい。音楽を聴く時だけ、世界と繋がる気がする。
それでも小説は書いてる、ほんとにすきだなぁ、と実感する。
自分の中で登場人物たちがぐんぐん動いて、頭の中いっぱい。
作り出す ことができなくなったらもう抜け殻なんじゃないか。
うとうとしながら
世界観がすき、この描写がいい、もっと読ませて、寄せて貰った言葉を何度も何度も何度もリピート。うれしいよ。
朝のお散歩、あかるい挨拶、しょうもないお喋り、ちょっとしたお洒落。
大好きなことをやりたくなくなってることが一番つらいな。
ねむりの季節なのだと、言い聞かせてる。いっそ沈みきって思い切りダラダラしたら、そのうち飽きて歩き出せるんじゃないかと思って。
何が起こっているかわからなくて不安なんです、きいてもらえてうれしい。
ななしさん
もしかしたら貴方の中で、何かが変わったのかもしれませんね。人とは不思議なもので、成長すればするほど考え方にも変化が出てくるのです。だからそれと同時に貴方の人間関係にも変化が現れてきたりね。私も、素敵だった過去はいつまでも忘れたくないよ。けれど貴方と同じように、その良かった思い出達には対極にある辛かった出来事もあるわけだから、ある意味セットだから、忘れようにも忘れられない。けれどさ辛かった事の一つや二つは人間生きていればあるでしょう？辛い事無かった人なんて恐らくいないと思う。無いって言ってる人は、そのぶん誰かを傷付けてきた人か、もしくは無かった事にしてるだけ。案外忘れられないものなんだよ。全てを、過去だと、割り切り、前に進むのには良い面もあれば悪い面もある。過去は過去でとっておき、今は今で前を向けば良い。私は過去の私も、今の私も大切にしたい。忘れたい事は忘れちゃいけないことな気がする。口では忘れたなんて簡単に言えるけど実際に忘れたなんてのは嘘に近い。そんなものだと最近思う。投げ出したい気持ちは、分かる。どうでもよくなるに近い感情がわくのなら、その物事は手放して良いと思う。だけど忘れるのとは違うから、そこは理解。自分の軸というものしっかり持って流されないで生きて。それが、本当は人間のあるべき姿なのだから。
