成績が落ちた。勉強ができるというのは当たり前のことだったから、自分に価値が無くなったと感じる。勉強したくない

こんにちは。
小瓶さんは頑張ってきたのですね

その気持ち、すごく分かります。

私は少し前までずっと一位を取り続けてきて、先生にもそれが当たり前、みたいな顔をされてきました。
でも、ある時を境にがんばっても前みたいな成績を取れなくなって、「次はがんばってね」と言われるようになりました。
今回だってがんばらなかったわけじゃないのに、ずっとがんばってきたのに。
そう思ったら、がんばることができなくなりました。

やらなくちゃ、って思うほどやる気がなくなって、自分はなんてダメな奴なんだろうと思いました。

そうやってふさぎこんでいたのですが、しばらくして「勉強がすべてじゃない」と考えたら、楽になりました。

だって、そうでしょう？勉強ができなくても死ぬわけじゃない。勉強ができて良い大学を出ても、学生を謳歌しながらそれなりにやってきた人と行きつく先は変わらないかもしれない。

それなら、思いっきり今を楽しんだ方が得じゃないですか。

勉強があなたの価値を決めるなんてこと、ないんです。
楽しいことが見つかったなら、好きな友達ができたなら、それでいいんです。
好きなことも人も見つけられずに勉強だけに時間を費やすよりも、よっぽど有意義な生き方だと思います。

説得力はないかもしれないけど、もっと気楽に生きていいと思いますよ！

拙い文章ですが、少しでもあなたの心の支えになれることを願ってます。

お疲れ様です。
私も似たような経験がありました。

私の場合はそういう経験が2回あって、
1回目はピアノ、2回目が勉強でした。

我が家は子どもの出す成果以外には関心がなく、
成果すらも実際には大して興味がない、
という家庭環境で、残念ながら
暴言と物体と血しぶきの飛び交う家でした。
そんな家の子でもピアノ習ってたりするんですよね。

お小遣いもくれたことないし、
本すら読むのは禁止だったから、
友達との休み時間の話題にはついていけないし、
自転車も持っていないしお金も持っていなかったから、
友達と遊びに行くこともできなかったな。

10km離れた場所に自転車で行く皆を
足で走って追いかけて、
まあ次からは友達にも誘われなくなりました。
端的に言って邪魔だよね、徒歩の友達とか。

だから、ピアノが弾けることが私の唯一のとりえで、
このとりえがあるから、
みんな私をいじめないでくれるんだろうと思ってた。
でも家の事情がストレスになって、血尿が出て、
無理やりピアノを辞めさせられて、
ああ私の存在価値ない、
私はもう友達にいついじめられてもおかしくない、
って怖くなってね、
学校いけなくなりました。

それでも勉強はできたから、
中学は卒業したんだけれど高校も親の希望の高校で、
友達とは離れ離れになってしまって、
そこがまた賢い子ばかりの集まる高校だったから、
クラスメイトはみんな良い中学から来た子ばかりで、
価値観や育ちがぜんぜん違うんですよね。
休み時間がびっくりするほど楽しくなくて、
気が付いたら体調を崩して
学校に行くどころではなくなっていました。

結局、中学も高校も1年しか行けてなくて、
大学にも1年おくれて入りましたね。

大学はちょっと下のランクの大学にあえて行きました。
良いところの出身者といたらみじめになるだけなのは
高校時代に学習したので、
あえていろんな学生がいるんじゃないかな、と思って、
スポーツ強めの大学に行きました。

私は運動できませんでしたけど、中には
「運動しかできないんだよー」という子や、
「受験勉強しくじったんだ」と不本意そうな子、
「めっちゃ勉強してこの大学きたんだ！」という子、
私と同じで家族関係のあまりよくない子や、
家族の構成員が一般的じゃない子、
引っ越しや海外生活の多さで周囲から浮いた子、
いろんな子がいて、普通に友達もできました。
たのしい4年間でしたね。

就職に際しては家族と意見が対立して、
まだ決着がついていません。
ですが、あの雑多な4年間は楽しかったですし、
大学を卒業したいまでも親交のある友達がいます。
とてもお世話になった友達もたくさんできました。
良い時代でした。

私の人生が今後どうなるのか、
というのはわかりませんし、
やっぱり家族とはうまくいかないままです。
でも、大学4年間でできた私の友達は、
私がピアノを弾けることも知らないし、
私が中学にも高校にも1年ずつしか行っていないのも
「言われるまでそんな印象なかったよ！」
ということで、普通に接してくれました。
家族仲が悪いのも、まあいろいろに評価されます。

まあ将来のことを考えたら
「勉強がんばって！」
とアドバイスをするのが正しいのかもしれませんが、
がんばれない時期のあるあなたや、
休み時間のあなた、
掃除中のあなた、
いろんなあなたをみんなは見ていて、
いろんなあなたのどこが好きなのかは、
みんなそれぞれ違うんじゃないかな。

たとえ勉強が出来なくなっても、
それであなたの価値を否定するような友達は
あんまりいないんじゃないかな……
友達って勉強のできるできないとは
関係なくできるじゃないですか、
テストの成績で友達になるとかならないとか
決めてるわけではないと思いますし。

勉強ができないと、
自分が自分じゃなくなったような感じがするのは
たぶんあなただよね。

他に自分には価値なんてないんじゃないか、
って思ってるのは、
あなたの友達じゃなくて、あなただよね。

なら、あなたが自分で自分のことをダメだって思っても、
あなたの友達はあなたのことを、
ダメだなんて思ってるわけがないよね。

あなたの友達は、
勉強ができるあなただから友達なんじゃないよね。

最初のきっかけがたとえ勉強だったとしても、
友達に一度なっちゃったら、
もうそこからあとは勉強とか関係ないよね。
あなたの価値を勉強以外のところで
友達は見つけてくれてると思うな、私は。

私も自殺未遂の常習犯でして、
関係各所に迷惑をかける良い年をした大人ですが、
子どもに対して、
「よく遊び、よく学び、よく食べて、よく寝ろ！」
と言えない大人にはなるまいと思っています。

それは私が
「親を最優先で生きろ」
って言われて何もかもに耐えてきたからですね。

遊ぶことも大事なことですよ。
勉強も大事だし
良い子でいるのも大事かもしれませんけど、
私は楽しいという感情を25歳になってようやく
手に入れることが出来まして、
うそ！？ みんなこんな楽しい生活してたの！？
とめちゃくちゃびっくりしました。
余計に自分の人生がつらく厳しいものに見えました。

遊ぶことから学ぶこともたくさんあります。
友達から学ぶこともたくさんあります。
私の不登校時代を支えてくれたのは
ネット上で創作活動をされている
ハンドルネームしか知らない悩み多きお姉さんでした。
好きすぎて応援メッセージを送ったこともなく
ただただ画面の前でお姉さんの作品と日記を
楽しみにする日々で、それだけが支えでした。

なんか長くなってしまって申し訳ないんですけど、
好きなことと好きな人ができたのなら、
それはあなたの今を支えてくれる財産になる
可能性のあるものかもしれないじゃないですか。

勉強が手につかなくなることくらいありますし、
無趣味な東大生になっても、
入学後には趣味のある東大生に
敗北感を覚えるんじゃないかな、
上には上がいますからね。

勉強も、趣味も家族も友達も、オプションで恋愛も、
無理なくバランスよく楽しめるくらいのレベルが
自分に合ったレベルなんだと思いますよ。
ぜんぶを犠牲にひとつだけ能力を特化させても、
その特化した能力であなたが幸せになれなかったら
それは意味のないことですよ。
幸せになるのに必要な能力の配分の勉強を
たぶん今してるんだと思いますよ。

なんかほんとに長くなってごめんなさい。
私程度が書いた文章を読んで、
仮にあなたの役に立つことが出来ても、
効果って一瞬で消えてしまうと思うんですよね。
でもまあ、一瞬でも、これを読む間だけでも、
あなたの気分がよくなっていればいいなあ、と思いつつ。

では、よい若き日を。