今日、かつて大好きだった人が癌で亡くなりました。
共通の知人から、突然のメールでそのことを知りました。
今も信じられていない自分がいます。
受け入れられるはずがない。
その人は私が新入社員の頃から仲良くしてくれて、課は違っていたけど明るく楽しく話しかけてくれて、とにかく他人の悪口を言わない、人格者でした。
一回り年上でしたが兄のような存在で、仕事の悩みや恋愛の悩み、何でも相談できる唯一の存在でした。
お互い別々の職場になりましたが、たまに会って食事をしたり、メールで近況を報告し会ったり、離れていても「どうしてるかなぁ」と思い合う存在でした。
でも、昨年あたりからたんと、連絡が少なくなり、返信も急に素っ気ないものに変わりました。
私は「縁遠くなっていくのかな。何だか寂しいな。」そう感じていました。
これまであんなに連絡を密に取り合っていたのに、何故こんな急に冷たい態度なんだろうと腹立たしく思ってもいました。
そして、今日。
なんで言ってくれなかったんだろう。
以前、「(私)には愚痴でもなんでも話せてしまう」って言ってたじゃん。
頭の中が真っ白になった。
お通夜?お葬式?
彼の亡骸を見ろと?
恐らく痩せ細って変わり果てているであろう姿を見ろと?
行ったら彼の死を受け止めなきゃいけない
彼の死を現実として受け入れなきゃならない
私の心の中で彼は相変わらず笑ってるし、面白おかしく話しをしながら楽しそうにビールを飲んでるよ。
そんな姿見たくない。
どうして何も言わずに逝ってしまったの???
ななしさん
(小瓶主)
キングテレサさん
そうですね。
きっとそうなのだと思います。
本当にもし自分にこんなお兄さんがいたら良いのになぁと思える、尊敬できる人でした。
私が一人残業している時も一緒に手伝ってくれたり、失恋して落ち込んでいる時と「そんなに落ち込むほどいいヤツだったんか?俺を納得できるくらい、そいつがどれ程落ち込むに値する男なのか説明してみろ」と言ってくれたり、本当にどれもこれも有り難い思い出ばかりです。
彼には感謝の言葉しかありません。
彼は天に召されたけど、たまには私の様子を見てくれてるかな。
ふと、どうしようもなく逢いたくなります。
遭って、とりあえず生ビールと焼き鳥でも食べながら、面白おかしい話を沢山して、大笑いしたいです。
「ほな、またね」
いつも別れる時にそう言って笑ってくれた彼が心の中にいます。