ななしさん
いつの小瓶かわかりませんが、私も今演劇部の部長をしています。辛いです。演出を兼任しているから全ての矛先が私に向くので余計に。帰り道に涙が堪えられなくなったことは数知らず、一度絶対に泣くまいと思っていたのに部員の前で過呼吸を起こしました。
昨年楽しく気楽にやっていた私の変わりようを見て受験生の先輩方を心配させてしまう不甲斐なさにまた泣いてしまいます。
それでも私の場合は先輩に任命されたので、最後までやり切らねば、とそれだけを考えて走り続けます。きっと部長に任命されたのは、ただならぬことが起こっても耐えうる人間だと判断されたから。だから私は容易なことでは絶対に折れてやりません。
正直しんどいけど、そうするしかないんだなって最後に笑って引退することだけを考えてやっています。でも私たちも人間ですから。本当に耐えられない時は無理しないで。あなたはよくやっています。
ななしさん
三年目なんですね。
三年目で、あと少しで引退のはずで、…だからこそ辛くなって、
毎日辛くて部活が嫌で顧問が嫌いで、
それは本当に私そのもののようです。
部活は違って吹奏楽部ですが状況がほとんど同じです。
私も部活のリーダーを任されていますが、顧問が私に皆の前で恥をかかせるようなことを言います。
怒られて怒られて怒られています。
あと少しで引退なのにつらいし続ける気力もないしって思いますよね。一度、いや何度も、本気で、辞めたいって。胸が痛くて。
だけど頑張りましょう。あとちょっとだから。
終わりの見えなかった頃よりは少しはましなはずだから。
もう引退は近づいているはずだから。
あと少し耐えればいいだけ。
死んだら負け。辞めたら負け。
───だけど無理だけはしないで。
一緒に頑張りましょうって。
遠くて、顔すら見たこともなくて、
だけど私は小瓶主さんと頑張ろうって思います。
だから少しでも、小瓶主さんも勇気が出たら…。
あとちょっと、あとちょっと。
それまでもつか分からないほど弱った自分だけど、なんとか切り抜けよう。
これだけ辛い顧問のいる部活に三年間もいた自分はこれから先なんにでも耐えられるって、そう思えるはずだから。