自分が嫌い。特別美人でもないし、頭がいいわけでもない。何か特技があるわけでもないし、話上手な訳でもない。いつもいつも何かに一生懸命になりたくて、探してるのに見つからない。仕事だってできる人になりたい。でも現実は言いたいことも言えないし、要領が良い訳じゃない。今日だって同期が先輩に誉められて、口では流石同期くん!なんて言ってるけど心は真っ黒。私だって認められたい。任されたい。でも私に出番がないのはやっぱり仕事ができないから?能力がないから?考えるほど自信がなくなって、足下が沈んでいく感じ。どうすればいいの?って、自信なんて行動や経験でついてくるものなんてわかってる!けどこの漠然とした不安はいつになっても解消されない。満たされない。もっともっともっと頑張らないとダメだよ自分っていつも何かに追われてるの。どうしたらいいなんて聞いてる私は逃げ道や慰めて欲しいだけなのでしょうか。
ななしさん
仕事が出来るようにならない人の最大の理由は、シンプルに仕事のことだけ考えられないってことだと私は思っています。
仕事が出来ないと自覚しているということは、何か根拠があるはずですよね?
ケアレスミスが多いとか、任された仕事をやっても誉められないで「無駄が多い」「詰めが甘い」など指摘されてばかりだとか。
自分はダメだと感じる何かがあるはずです。
仕事が出来るようにならない人は、そのダメな部分だけを考えるのが苦手なんです。
仮に「ケアレスミスが多い」と叱る時、上司の気持ちは「ミスを減らして欲しい。事前確認をちゃんとして欲しい」ってことだけです。
それなのに、「私なんかダメだ」「そういえばあの時も」「あの人に比べて」と、注意されたことそのものから思考がどんどん暴走して拡大していきます。自己嫌悪が膨らみ、自分を追い詰めます。
それで疲れてしまって、1番肝心なミスを減らす為の努力をする気力さえなくなっちゃって、結局改善しないまま、同じようなことをまたやってしまうわけです。
この小瓶の冒頭、あなたは自分の嫌いなことを並べていますが、私が思うに、そこに仕事が出来る出来ないに関係あるものはひとつもありません。
美人でなくても仕事は出来るし、頭が悪いならその分他人に頭下げて力を貸してもらえばいい。助けてもらえるのも実力のうち。
特技なんて大体がただの自己申告、自己満足です。世界的に優秀な成績を持ってる人なんかそうそういないでしょ?仕事の有能さに関係ないです。
話下手でダメなら、私の上司は声小さいし話わからないし何回も聞き返す手間がありますが、出世は同期トップです。常に部下の味方で、部下を育てるのに苦心してくれる人で、その人の担当エリアは離職率が格段に低いからです。
思考が暴走していませんか?
求められていること自体ではない部分に悩んだり、時間を使ったりしてしまったりしていませんか?
仕事というのは単純です。目標を見つける。指導された部分を改善する。わからないことは聞く。そして数字や客からの支持など、目に見える何かしらの結果を出す。それだけ。
人格否定なんて、あなた自身のモチベを下げるようなものは必要ないのです。そんな風に自分をいじめてる暇があったら、もっと勉強すべきことがあるはずなんです。
真面目な人ほど、悩み過ぎた結果コスパ悪い状態に陥りやすい。
シンプルに考えて、必要なことに集中しましょう。
結果は勝手についてくるはずです。