恋人と喧嘩をしてしまいました。
私はちょっとした会話でも、女性蔑視的、女性差別な表現や話題が出てくると女体を持つ身としては悲しくなるし、傷つきますし、不快になります。(恋人はこのような感覚が理解できないそうです。なぜ自分と直接関係無いのに傷ついたり怒ったりするのか不思議だそうです。)
普段人と会話してそのような表現、話題が出てきた場合は「私はそういう言い方好きじゃないです」「私はそういう扱いは納得できません」と言います。相手からしたら、なんでこんな拘るんだろう…くらいの感覚だと思うのですが、自分としては、女性であるというだけで小馬鹿にされたり邪魔者扱いされたりしてきた経験から重く捉えてしまいます。
この態度が恋人は気に入らなかったようです。
何気ない会話の中で、私が東京医大入試での点数操作について、差別であると話しているときに
「自分と話しているとき突然差別の話など持ち出されても困る、楽しく話したいのにそれを邪魔している、そもそも自分と関係ないのになぜ差別というだけで怒るのか」…など言われ、それに対して「あなたに怒っているわけではない、話題や表現が不快である、自分の経験から同じ女性として差別されていることに共感してしまうし、傷ついてしまう」…と伝えました。
結果、正義感が強すぎる、怒りすぎ、俺には関係ないのに、楽しく話したいだけなのに何でこんなこと聞かなきゃいけないのか、もう嫌だ、喋りたくないなどと涙声で言われてしまいました。
こういうときお互いどう接していくのが良いのかわからず、悩んでいます。
何かご意見、ご感想があればお願いいたします。
誹謗中傷はやめてください。
どちらが正しいとか、悪いとか言うつもりもありません。
名前のない小瓶
59395通目の宛名のないメール
お返事が届いています
名前のない小瓶
私は恋人と深い話がしたいタイプです。
恋人とよく自分自身の思想の根幹に関わるような話をして、お互いの意見や考えを伝え合うことが多いです。
でも彼が疲れているときや彼が話したいことがあるときは、差別についてなどの、そういう話を自分からはしません。
彼が笑顔になるような、彼が癒されるような話や言葉をかけるようにしています。
小瓶主さんの彼氏さんは、小瓶主さんと楽しい時間を過ごしたいのでしょうね。
小瓶主さんといるときは、余計なことというか、二人の世界とは関係のない辛い現実は忘れたいと思っているのではないでしょうか。
楽しく明るく彼女と過ごしたいのに、どうしてそんな話するの…?俺のことは?俺との時間は?と彼氏さんは感じているのかもしれませんね。
女性蔑視、男性蔑視…様々な差別があります。それについて自分のことのように受け止められる小瓶主さんは素敵です。
でも彼氏さんは差別云々ではなくて、小瓶主さんとの楽しい時間を大切にしたいのでしょう。小瓶主さんが一番よくわかっていると思いますが、彼氏さんが差別的な人だというわけではないですよね。
彼氏さん、もしかしたら寂しがってるのかもしれません。小瓶主さんから彼氏さんが思わず笑顔になるような話をしてみてはいかがでしょうか。
ななしさん
主さん、自分で言っているじゃないですか。
「あなた(彼氏)に怒っているわけじゃない」と。
医大の話は、彼自身が話題に出して「あれは女だから仕方ないよねー」などと言ったんじゃないのですよね?
ただの世間話が発展した中で、あなたが持論を述べたのでしょう?
彼氏と一緒にいる時、「彼にもあなたにも直接関係のない話題」に「わざわざ」言及して憤慨し、雰囲気が悪くなることが、彼は嫌だったんじゃないでしょうか?
女性として、女性があの試験のような扱いをされるのは確かに残念であり怒りも感じるのはわかります。
それに対し「女だから仕方ない」と言う声があるのも残念です。
しかし、彼はそのどちらでもないのでしょう?女性を差別したわけでも、差別を支持したわけでもなかった。
だったら、彼を非難することも説得することも、意見を戦わせることもしなくていいのだから、あなたは女性の立場に立った持論を述べる必要はなかったのでは?
彼の要求はシンプルですよ。
カップルらしく楽しく過ごしたい、それだけです。
楽しく過ごしたいのに、どうして日常であなたが感じる女性蔑視の悲しみや不快さをぶつけられ、憤慨するあなたを宥めなければならないのか?
自分は決して差別する男性側ではないのに、あなたに怒りを向けられる立場ではないのに、と。
あなたは、もっと伝え方を工夫する必要があったはずです。
例えば、彼を褒めながらとかね。
「あなたはいつも優しくて、私を大事にしてくれる。この前の医大の問題があったでしょう?性別で不利になることはまだまだあるよね。悲しいな。あなたはそういう差別的なこと言わないし、人として接してくれるからとっても安心する。あなたみたいな人が会社に増えたらいいのにね」
そんな風に言えば、彼はあなたからの不満をぶつけられているとは感じず、むしろ彼女の嫌いなタイプとは真逆なのだと自信を持ち、喜びも感じられたんじゃないでしょうか。
女性蔑視への過敏さは、人それぞれです。あなたが悲しく悔しく思うこと自体は、何もおかしくありません。
ただ、それを女性蔑視とは無縁の、あなたと楽しく過ごしたいと願う彼と話すのなら、配慮が必要だと思います。
ななしさん
世の中、女性蔑視を含めて、特定の人たちに対する差別的な考えをもった人がまだ多いと思います。
僕自身も差別される側の人間です。
公にしなければ済むので、隠しながら生きています。
それは置いといて。
男性は(男性というくくりでは)蔑視されることが女性と比べるとほぼないので、パートナーの方は主さんの気持ちが分からないのかもしれませんね。
今すぐ、同意してもらうのは、難しそうです。
ただ、人の考えは変わるので、ちょっとずつ「まだまだ女性蔑視の社会である」ことを教え込めば、いつか同じ考えになってくれるかもしれません。
気長に待ちましょう。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。