名前のない小瓶
60027通目の宛名のないメール
お返事が届いています
キングテレサ
楽にはならないでしょう、生前に悔いがあれば尚更それが苦しみになるから、自殺はやめて。
ななしさん
苦しみからは開放される。
でも死んだら何もなくなって終わり。
開放され安堵する自分はもう無い。
無。
ただ苦しみは終わる。
ななしさん
今「苦しい、つらい」と思ってる所で時間を止めちゃう
んだよね… って考えてみたら?
ずっと「痛い思い」のままだと思わない?
しかも永遠に。
ななしさん
死ぬ時に良い人生だったと思えたら。
ななしさん
死は人生の集大成。
自分が満足いく人生を送れたら、楽だと思う。
ななしさん
その思考を持ったまま死んでも、楽にはなれない気がする。
死んでないからわからんけど。
私は死にたかったけど、頑張って生きのびたら、かなり楽になれた。
頑張って生きるっていうのは、完璧な自分を目指して頑張る事ではない。
それだとベクトルが完全に逆で、かえって死にたさが強まるだけと思う。
頑張るのは、今のそのままの、完璧じゃない自分を、ちゃんと認めて、許して、大好きになれるまで、思考錯誤すること。
それを頑張れば、楽になれると思うよ、たぶん。
名前のない小瓶
楽にはなれないと思う。
私たちが死んだら行く世界は、
恐らく無の世界。
可もなく不可もなくな世界が
あると言われています。
いや、でも私の視点から見ると
ほぼほぼ楽にはなれない。
死んでいるより、生きている
方が間違いなく楽しいよ。
ななしさん
死んだら楽ではなく。無。でしょうね。
わたしになにができるかわからないけど…どうしたら生きれそうですか?
名前のない小瓶
なれないと思う。
綺麗事かもしれないけど、一生懸命走り回ってゴール(=死)したら「楽になれた」と思えるんじゃないかと信じてる、自分は。
だから物凄く不様な人生で、死にたくて仕方ない毎日だけど投げ出さないで必死に抗う。
そんで、死んであの世に行ったら(あったらね)、絶対に神様をぶん殴る(いたらね)。
ななしさん
楽も苦さえも感じることは無いんじゃないでしょうか。死んで良かったとか、死ななければ良かったとか思うことも無いと思います。楽になれたかどうかは生きているからこそ感じられるのかもしれません。
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