どうしようもなくて、ごめんなさい。
1浪したけど、入りたかった大学に入れなかった。
中学・高校生まで首席で入学してきたし、資格試験にも落ちたことがなくて挫折を知らなかったから衝撃的だった。
第2志望に入れた大学も世間的には高学歴みたいだけど、志望大学以外に入った自分になんて価値がない、私の入った大学なんてFラン大だという洗脳みたいな思い込みがあって、違うと分かっていても抜け出せない。2回生になってもそれが抜けなくて、もう人生終わってるって気持ちになってしまう。
奨学生だから単位を落とすことだけは良くないと思って、講義の内容を理解するために勉強するけど、そもそもその学科を選んだのは、取りたい免許が取れて学費が安くで済むという理由だけだったから面白みを微塵も感じられなくてやる気が出ない。
1回の頃は真面目に朝起きて出席していたけど、講義は全く面白くないし、極限に減らした出席回数でも良い単位が取れてしまうと分かると馬鹿げてきて最近はほとんど出席していない。
サークル活動も比較的真面目にしていたけど、お酒が飲めるようになってからはそれに溺れがちになってしまって怠惰になった。今は昼まで寝てバイトに行ったり、夜までお酒を飲んで朝帰りをしたりしている。良いことないと分かって最近は殆ど飲酒してないけれど。
熱意に溢れて取ろうとしていた教員免許も、取得に必要な授業が朝に集中しているから億劫だし、教員の労働環境の過酷さについて知ると何だか嫌になってしまった。
家は貧しいし、こんな風に怠惰でいていい身分ではないのは実感してきているけど、何も顧みずに楽しいことばかり追求した生活をしていると貧困の重みを自分も背負うのが嫌になってしまう。気づいたら、稼いだお金のほとんどが消えてしまっている。
今日、お母さんが泣いた。最近会うたびにこんな話になってお母さんが泣いているような気がする。妹には呆れられて死ねと言われた。分かる。私でも同じことを言っていただろうし、どうしようもないことをしているなと感じたけど、頭の中がぼんやりとして「この人たち何を言ってるんだ、まあ何とかなるでしょう」と思ってしまう。
集団に対して気の利いたことをする方法で自分の居場所を確保してきたから、気を効かせるというのはあくまで自分が不快な思いをしない為の手段でしかない。最初に相手から尽くしてくれない限り、思いやりの気持ちから役に立ちたいとは思えない。
すでに居場所がある家の中では何をすれば気が利くかなんてセンサーは全く働かない。でもそれが家族を苦しめているみたい。家族は察してと、見れば分かると言うけど、逐一何をして欲しいか言ってくれないと本当に分からない。
今から親孝行をしてもわざとらしいなこいつって思われるんじゃないかな。根本が変わらないから改心しても長続きしなさそうでもある。というか親孝行、今からしても打算的なものになる。キス以上のことをしないと人に愛着をあまり感じられないから、家族に愛着を感じるのは難しい。ならいっそ、今月幾ら入金してくれと義務的に言われた方がお互い楽なんじゃないかな。
自分で読み返してみても最低だと思うけど、それでも睡眠と娯楽を優先した生活はあまり変えたくない。何でこんなに頑張れないのかな。分からない。
奔放に遊ぶの、今までしたことなかったからタガが外れて戻らなくなってしまった。こんな事になるなら前からもっと遊んでおけば良かった。
色んなものを犠牲にして一生懸命育ててきた娘がこんなのでごめんね。
見捨てるなり息を止めるなりして、私のことなんていっそ無かったことにしてくれると嬉しいです。