ひさしぶりに、お父さんと、継母とご飯を食べた。
どんなふうに思ってても、やっぱり心もお腹も満たされるのは、家族でご飯を食べるときなんだなあと思う。
普段は、継母に、ご飯食べるときに何か言われそうでこわいから、仕事から帰ってきたら、継母がお風呂に入っているときとか、時間をずらして食べている。
「図々しい」「気持ち悪い」って言われた。お父さんに、聞こえないように。
兄弟はみんな家を出て、わたしだけが、社会人になった今でも家にいて、だから、そう言われてむかついても、やっぱりどこか そう言われても仕方ないのかなって思うところが、あった。かなしいけど。
だから、朝ごはん・お昼ごはんは 自分で用意して、洗濯物回して、食器を洗うときに溜まっていたら、それも洗うようにした。食器の片付けも。
わたしが楽だからそうしているだけだけど、でも少し、そうすることで何も言われなくなるかなって思ったの。ごはん食べていい 権利あるかなって思ったの。
でも時々、それ以外にも、ぼそって言われるの聞いた時、本当に悲しくてむかついて、やるせなくなるよ。気にしなくていいって思っても、そんなこと言ってるの聞こえた朝は、一日、ほんとうに最悪だよ。
聞きたくなくて、わたしの部屋のドア開くたび、二階にあがってくる音が聞こえるたび、起きてしまうようになった。そして、全力で耳塞ぐの。何も聞こえないように。
早く、家出た方がいいんだよね。わかってるよ。お金もないし、同じ県で一人暮らしするなら、お金貯められる実家にいたほうがいいなって思って、できてない。
でも、人の顔色良く伺う人になっちゃったなぁってかなしくなった。ごはん食べながら。