ななしさん
人は、いつまでも優しさをはねのけてばかりでは生きられません。
あなたは今、誰かからもらう優しい言葉を素直に受け入れられずにいますね。
そうすると、優しい言葉をくれる人、優しい言葉をもらえる回数はだんだん減っていきます。やむを得ないことです。
それで本当に温もりがなく一人ぼっちになったら、幸せに生きることは絶対に出来ない。
そうすると、あれほど疑い拒絶していた優しい言葉に餓えて、自ら欲しがるようになります。
絶望の淵にいる人が宗教やタチの悪い恋愛にハマったりするのは、そういうことです。
あなたも、今は温もりが手に入るとこにあるから、疑い拒絶する余裕があるんだと思います。
そのうち、それは遠ざかっていきます。優しさをくれる相手だって人間です。感情があります。精一杯捧げた気持ちをあなたに受け取ってもらえない、疑われてばかりだったら、悲しむし疲れてしまうでしょう。
そうなって、失ってから求めても遅いのです。何一つ無くなってから救いを探すと、大体悪い人に付け込まれます。とにかく早く救われたいあまり、相手の良さ悪さを精査するのを怠るからです。
嘘だと思うなら、無理に受け入れられなくていいのです。
ただ、受け取るだけ受け取ってあげて下さいな。「この人は『大丈夫だよ』『力になるよ』と言ってくれた」という事実だけは、忘れないであげて、それをもらえた自分の立場をどうか喜んで下さい。
優しい言葉の真偽は、すぐにはわからないかもしれない。でも主さんが(全部信じられなくても形だけでも)「ありがとう。あなたの言葉はちゃんと聞いたよ」と受け取ったら、それだけでも相手はきっと喜んでくれる。
そうして自分の中にも相手にも小さい喜びを積み重ねていくことが、幸せに繋がると思いますよ。