名前のない小瓶
弱虫でいいです。できれば死なない方が
いいですよ。魔法が解けたら、何で死のう
と思ったんだろうってなるはずですから。
死ぬ思いで険しい山を登ってあともう少しで
頂上という所に、ヘリコプターが登場して、
楽々到着してしまう。実はそんな結末だったら
まだ死なない方が良くないですか?
ちなみに価値は外側の基準ではなく、自分の中
にあります。だから能力が到達しないからと
言って無価値ということにはなりません。
「痛い」と「わたし」は同じ感覚の中の一つ
です。人間は複数のことを同時に意識する
のは難しいですから、痛みを感じる時、わたし
は無くなるので楽になります。だから死にたく
なるんだと思います。どこかで知っているん
でしょうね。無価値感はおそらく幼少期の
何かができれば認められる、愛されるという
記憶から来ているのだと思います。それが
わたしと結び付いている。だから、意識を別の
思わず心奪われる何かにシフトするといいと
思います。好きなもの、やりたいこと。脳内に
映し出される映像が現実の全てであり、逆に
意識しないものは無いのと同じ。その仕組みを
知ると、どんな物語を作ろうかという気にさえ
なります。あなたは愛されるべき人です。
どうか生きてください。