公立学校より私立学園、
独身未婚より既婚者、
既婚子無しより既婚子持ち、
子供1人より複数人、
専業主婦よりワーキングマザー、
地方在住より首都圏(都内)在住、
団地住みより戸建て住み、
女性より男性、
ブルーカラー系職業よりホワイトカラー系職業
など。
なんだか「〇〇より××の方が偉い・格上(?)」みたいな先入観が、この社会には根付いている気がする。
上記にあげた例のうち、いくつかは私自身が実際に言われた事なのだけど。
単に『個人の主観や好みの問題』という話で済むような例も挙げたけれど、中にはそれで済まないというか、もう無意識レベルで刷り込まれているんじゃないか?!っていう...
まぁキツい言葉を使うと"差別意識"が浸透していると感じるものもある。
それが、「結婚」と「子供」に関すること。
結婚に関しては、
「〇歳過ぎて独身だと当人に
何か問題があるんじゃないか」
とか、
「いい歳をして身を固めないと出世に響く」
だとか。
要は結婚していないと世間の目が厳しい。
子供に関しては、
「子供を産み育てるというすごく大変なことをしている私は、それをしていない女性よりより苦労しているし偉いよの、ふふん。どうせこの苦労もわからないんでしょ?」
とか
「家事育児だけでも大変なのに仕事のまでしている私は頑張ってる!専業主婦は家事育児に集中できていいよね~」
とか。
『子育て至上主義』とでもいうのかな。
とかく30歳過ぎの未婚者(特に女性)や、既婚子無しはあれこれ言われがちだなぁ~と。
まるでそれが悪いことのように、
それが罪であるように言われる。
一体なんだってんだ。
本やSNSの自己紹介で、
「3児のママ」とか
「1歳・3歳の子育て中」とか
子育てしてることを書いている人が多い。
普通に見れば
「同じ子育て中の人と繋がりたいのかな」
とか、または
「特に書くことがないから書いたのかな」
とか、
そもそも特に気にも留めないけど、
いわゆる"子育て至上主義者"にマウンティングされて気が立っている時の私は、
「"育児という大変なことをしながら頑張ってやってる私、偉い!キラキラしてるでしょ?!"アピールですか?」
とか
「作品と育児になんか関係あんの?」
とか、性格の悪さが全面に出た感想を、つい抱いてしまう。
育児系のコンテンツなら
別に何も思わないんだけどさ。
子供のことを書くのは当然だから。
子供いない人には子育ての苦労は分からないだろうとか言われたけど、そんなの当たり前じゃん。
実際にいないんだもん。
いないのに想像で分かったような事を言ったら言ったで、また「知ったようなこと言わないで!」って怒るんでしょ?
じゃあ逆に、子供や孫が欲しくても一生持てない寂しさや不安が子持ちに分かるの?
歳取って周りが子供や孫の話で盛り上がる中、話の輪に入れずにいる淋しさとか、老後とか孤独死の心配とか。
大体、産むと決めたのは自分でしょうが。
辛くて大変で周りに当たり散らしたり、大変アピールして褒めたり慰めたりしてもらいたいのは分からないでもないけど、それは家庭内でやってくれよ。
お互いに分からない苦労があるのだから、マウンティングする労り合う方がよっぽど良いと思うのだけど。
はーあ。
いつもなら
「うるせー黙ってろ(心の声)」
「ハイハイ偉い偉い(心の声)」
で終わりにできることも、
心に余裕が無い時はダメだなぁ。
吐き出せる場所があって良かった。
やれやれ。