ななしさん
とりあえず、行った先で1年くらい過ごしてみたら?と思います。
新しい環境や人間関係での戸惑いは、転職したって同じですしね。
採用や人事関係にいますが、スキルレベルに合った場所で働くのって大事ですよ。終身雇用が崩壊し、お給料が上がりにくくなった現代では、仕事を「金の為」と割り切ることがかなり難しくなりました。それをささやかながらも埋めるのが、精神的な満足感です。
必要とされている、役立っていると感じられないことって、相当なストレスです。
事実上の左遷となると不安だったり惨めになる気持ちは当然ですが、あくまで理屈で考えるなら、求められるレベルは今より低くなるから「デキないといけない」というプレッシャーは確実に減ります。
また、あなたと同じく「デキない」判定されてきた人と会うことで、気持ちの共有が出来るかもしれない。今まで意味がないと思い込んでしまっていた努力や葛藤に価値を見いだせるかもしれない。
悪いことばかりではないのでは、と私は思います。
ぶっちゃけ、仕事のセンスも個性のうちです。人それぞれ。
そしてある部署ではまったく使えないと言われ孤立していた人が、別ではちゃんとやれていて同僚とも仲良しってこともあります。
だから左遷とか上司に嫌われたとかマイナスの名目での異動も、とりあえず受けてみたら案外悪くない結果になるかもしれません。駄目ならそこで辞めたっていい。
私も以前「デキない」認定されている雰囲気をガンガン感じて惨めでしたが、だからこそ「デキない」と言われる人の気持ちがよくわかります。遅さとか鈍さとか、うまく気を利かせられないとか、やりたいのにやれないもどかしさがわかります。
そこから、研修のやり方とか資料とか、指示の出し方とか、部署の暗黙の了解の解消とかを少しずつやってきて、今人事採用のところにいます。
自分に合う所に来たと思っているし、感謝しています。