姉は、相手を否定し口撃し言い負かすことで自己肯定してる。自分は正しい。口論に勝てない奴が負け。
相手が何を思い、どう感じ、いまに至っているのかは全く加味されず、
それを言葉にできない奴が悪い、弱い、負けだと。
自分の言葉に相手がどれだけ傷付いて、哀しんで、苦しんで、引きずるか。
そんなことは自分の知ったことじゃない。それは己が「弱い自分」と闘うしかない。自分のせいじゃない、と。
口の立つ奴の勝ち。口下手の負け。
世の中的には、姉が正論らしい。
自分の意見を言葉にできない奴は生きる資格もないらしい。
いまは数年に1度しか会わないが、
会うと、その後しばらくはココロが本当に疲れてしまって、
酷いときには寝込んでしまう。
仕事もあるし、家のこともしないといけないし、
やることたくさんなのに。ココロがフリーズしてしまう。
縁を切りたいと、心の底から思うが、
それを行動に移したときに、どれだけの罵詈雑言を浴びるか。
考えただけで 恐怖でからだが硬直してしまう。
きっと、姉も、闘って生きてきた。
家庭事情から、手段を選ばず、勝つしか、生きる道は無かったのだろう。
妹として、それは肌で感じるし、感謝もしてる。
だれになんと言われようと強く生きるしか無かった。
わかってる。
わたしは当時から弱い奴だったから、姉はひとりで必死に闘ってくれたのだと思う。
感謝してます。嘘でなく。心から。
でも、もう解放してください。
苦しいだけの姉妹。
もういらない。
わたしはいつかあなたを殺してしまいそうで苦しい。