はじめまして。20代半ばの女性です。
長文失礼いたします。
私は幼い頃からブスでした。目は一重で蒙古壁が大きくかぶさっており、団子鼻、顎が大きい。親と兄弟はそれなりに美形な方で、親族が集まった時に兄弟だけ可愛いね、と言われていて、辛かったのを覚えています。
自分でいうのもなんですが、勉強、運動、芸術などどの分野に関しても真面目に頑張ってきて、結果も出せたと思います。友人や親、教師と大きくトラブルになったこともなく、関係は良好でした。
大学に入り、化粧をして自分の顔がブスなことにはっきり気づきました。1年の頃は写真に出来るだけ写らないようにしていました。鏡を見て自分の顔の気持ち悪さに涙が出るときもありました。自分の顔が気持ち悪いと知っているので、その顔を人前に晒しておくのに耐えられず、外に出るたびに消耗していました。
メイクやダイエット、ファッションなど本当に色々調べて頑張りました。BMI18を切るほどに体重を落としたこともありますがやはりブスのままでした。生まれもったパーツの形の悪さはどうにもなりませんでした。
中身が大事というのはその通りなのですが、中身をどれだけ良くしたところで、私の見た目に関する悩みが解決するわけではありません。
容姿に興味を持ってから10年以上受け入れようと頑張ってきましたが、ダメでした。受け入れた方が辛くないので受け入れたいのですが、受け入れられなかったのです。
長ったらしく言い訳を述べてきましたが、散々悩んだ挙句、お金で見た目の悪さが解決するのなら解決してしまおうと決心し、目、鼻、輪郭など、何年かかけて多くの部分を整形しました。誰にも言わず全て一人で調べ、塾や家庭教師、荷物の仕分けなどのバイトを掛け持ちし、自分で稼いだお金でやりました。全身麻酔をかけるような大きな手術もあり、とても辛かったです。
プロテーゼなどの異物はいれていませんし、大きく変えたわけではないナチュラルな整形ですが、いくつも組み合わせると自分の元の顔を残しつつも、前よりもかなりマシになりました。
目の上のたった一本の皺、目頭1.5mm、悲しいかな、たったそれだけのことで人間の顔ってかなり綺麗になるのです。
性格が明るくなり、写真に変顔をして写ることができるまでになりました。顔のことで悩む時間がほぼなくなり、本来の自分の中身の良いところをのびのびと出せるようになったと感じます。
つまり、お金をかけて私は自分の顔が嫌いという悩みを解決できたのです。
これ以上整形すると逆に変になると思うので形を変える整形はもうするつもりはありません。
ところが先日、就職するにあたり、実家の部屋を整理していたところ自分の幼い頃の写真がたくさん出てきました。
そこに写る自分の顔が強烈に気持ち悪く、驚きました。こんなにブスだったかと冷や水を浴びせかけられたような気持ちになりました。
兄弟はとても可愛らしく、親戚のおばさんが兄弟だけ可愛いと言ったのも無理はないと思いました。
本当によく外に出ていたなと思うレベルでした。
楽しそうに遊具で遊んでピースしている姿でさえも気持ち悪いです。
私の良いところ、これまで頑張ってきたことなど、たくさんあるそれらを全て吹き飛ばしてしまうほど自分の昔の顔が嫌なのか、と辛くなり写真を見ながら大泣きしてしまいました。
可愛くなくてもよいから、生まれつき気持ち悪くない子に産まれたかったです。そして顔のことを気にせずに若い時期を生きてみたかったです。
ただ外の皮一枚のことにここまで振り回されることに憤りと疑問を感じます。
親に相談すればいいのですが、あまりにも自分の感情がどす黒く、親を悲しませたくないので全てを話したくありません。親にとっては自分の可愛い子どもなので、子どもが自身の顔を大嫌いだと知ったら悲しむと思います。
長々と書いてきましたが、ここまで読んでいただいた方への質問は以下の通りです。
「幼い頃の自分を嫌いなままでいたくないです。その頃の自分をどうやったら受け入れられるでしょうか、ご意見をください」
ちなみに今の自分のことはそれなりに受け入れることができています。自分の顔も好きになりました。メイクやおしゃれをするのが楽しいです。
※整形のことについて、テレビやネットの不正確な情報を基にした忠告はお控えいただくと幸いです。将来のリスクを考え、美容外科医の論文や医師向けのテキストまで手に入れて読み、何件ものクリニックに足を運んで納得の上行ったことです。
テレビで見るようなセンセーショナルな整形話しかご存じない方はお分かりにならないと思いますが、多くのパーツをいじっても別人になるわけではありません。
親と子供の顔が違いすぎたら子どもがかわいそう、という意見もありますが、よっぽどでない限りそこまで変わりません。信じられない方は大手美容外科の全顔モニターの写真を検索してみてください。
将来的に崩れる、メンテナンス代がかかるという意見がありますが、それは手術の種類によります。