私には夢がある。
追いかける資格のない夢が私にはある。
百の言葉に励まされて、何度も決意をしたけれど。
私は何もしなかった。
行きたい場所は見つかったけれど。
見つけられたのが遅すぎた。
優しい言葉をかけられるたびに、自分が嫌いになる。
次頑張れば良いと言われるたびに、怠け者の自分が、嫌で、嫌で、仕方なくなる。
なんども夢を諦めようと考えた、嘘の口実をいくつも考えて、自分に言い聞かせた。
その度に未練が私にしがみつく、憧れが私に夢を諦めるなと嘆く。
私はこの春、プー太郎になります。
周りの仲間たちともはぐれ、去年をひどく後悔する時期に入ります。
社会の荷物として一年を過ごすでしょう。
これは私の幼稚な嘆きです、あまりにも自分勝手で、醜くて、馬鹿らしい嘆きです。
母さん、いつも貴方に助けられました。
父さん、わがままを聞いてくれてありがとう。
兄さん、いつも優しくしてくれて嬉しかった。
出来損ないでごめんなさい。
中途半端に育ってごめんなさい。
怠け者でごめんなさい。
私は、私を酷く嫌っております。