愛したいのに拒絶してしまう。このことを
何とか乗り越えたいだけ。拒絶する理由。
傷付きたくない。傷付けたくない。いつも
優しくて少し寂しくて。混乱。これは私？
あなた？あなたは私？闇の自分を見せたく
ないと思っていた。でも、この闇はあなた
の中にも等しくある。そして光も。私の闇は
あなたの光で、あなたの闇は私の光で相殺
される。闇を光に変えようとする必要はない。
このままで。これが愛だ。神の愛を取り合う
ことを嫉妬という。これを無意識のうちに
毎日やっている。神に愛されていると感じる
ために正しくあろうとする。闇を隠して光を
強調する。愛と嫉妬を混同する。いとも簡単
に。体だけが反応するが、意識は分からない。
何が起こっているのかが。非常に苦しい。
あなたは今彼を受け入れていますか？胸が
ただただ苦しい。どうして？何がどうなって
いるのかさっぱり。感じないようにしている。
何を？怖いよ。それを知るのが怖い。孤独？
孤独が怖いの？誰からも愛されていないと
知ることが怖いの？そうだね。それが私の闇。
誰からも必要とされないこと。置いていか
れること。そう、私は捨てられたと感じて
いる。なぜかそんな風に感じている。拾わ
れてきた子じゃないの？どこで何を間違えて
愛がないと感じるに至ったのだろう。愛の
欠乏感。これが私の全て。私から価値を
奪ってコントロールした挙句、あっさり
捨てた。倫理観ゼロでも、私はそう感じて
いる。嬲り殺されかけたと。私は一度も
人として見られず、物として扱われた。
そして最後まで人として扱われることは
叶わなかった。もう二度とない。私は
誰からも一人の人間として見られることは
一生ないのだろう。孤独と絶望。私の闇は
深い。だから彼だってきっと私を裏切る。
よく分からない。なぜこんなことを思うのか。
人間扱いされていないとまで、強く感じる
理由がよく分からない。もしかしたら物心
つく前に虐待を受けていたのかもしれない。
あれがそうだったのか、定かではないが。
柱に寄りかかって泣いている。ただの記憶
違いかもしれない。怒鳴られている。
分からない、覚えていない。一度手を上げら
れたくらいのことかもしれない。なぜか他人に
対して許していないような感じ。自分に心を
許すことを。人間扱いしていないのは親では
なく私？私が私のことを物扱いしているし、
他人をなるべく近寄らないようにさせている
のではないだろうか。どうなってるんだよ。
何で私は幸せになっちゃいけないの？何で
そこまで否定されなくちゃいけないの？何で
その逆を望んだら苦しまなくちゃならない？
わけが分からない。人間でないロボットの
自分がいる。ルールですので変更できません
の一点張り。あの時悔しかった、何もでき
なくて、無力な自分が腹立たしかったんだ。
先を読めずにただ焦っている自分。助けを
求めることができない弱さ。でもどうして
いいか分からなくて、自分を責めるしか
なかった。周りの人をみんな幸せにした
かっただけなんだ。呼応している。無力で
あることの悔しさと、みんなを幸せにしたい
という思いに。あなたは今彼を受け入れて
いますか？無力で周りを幸せにできない
自分が彼に受け入れられるはずがない。
ようやく出てきたね。できるよね、もう。
今の私なら。決して無力ではないし、周りを
笑顔にすることもできる。昔の私と同じでは
ないんだよ。たとえそういう思いに落ち込ん
でいたとしても、誰かの愛を奪わなくても、
闇はこのままでいい。そうすれば自然に誰か
が闇を照らしてくれる。私は誰かの闇を光で
照らす。照らし照らされる。何の強制もなく。
自分が無力で誰も幸せにできていないという
ことを認めるのはすごく怖い。そもそも、
無力だと決め付けることは誰もできないし、
幸せにするのは他人ではなく自分自身である。
でもこれらの思いが私をここまで成長させて
くれたのは事実だ。感謝している。もう重い
鎧を外しても大丈夫。背中に翼が生えて、
羽ばたいていく。
