小学4年生の頃に母が死んで、それから父に虐待を受けている。
といってもウチの場合は少し変わっているかもしれない。父は私に金を沢山使った。
高卒であることにコンプレックスがある父は私をいい大学に入れようと中学受験をさせた。
塾に2つ通わせ、深夜12時前には眠ることが出来ない。監視カメラを仕掛けたからサボることは出来ないと言われ私は机に向かっているフリをした。
成績が悪いと養護施設の前に深夜連れていかれ「ここにお前を捨てる」と小一時間脅された事もあった。
昼間は祖父母に預けられていたので父と向かい合うのは夜と休日だけだがその全てが苦痛だった。
中学受験に成功してもそれは変わらなかった。今度はケータイの使い方でも物を言われるようになった。1日に送るメールは10通まで。それはいい。しかし内容を全て見られなにかあると殴られる。相手が男だと尚悪い。「また男とメールか」とまるで淫乱かのように咎められる。
それとプラスして父は脅しが加わるようになった。叱られて殴られて、こちらが謝っても自分の気が済まない場合「どうせ俺の事を馬鹿にしてるんだろ?死んでやる」と言ってよくベランダから飛び降りる真似をした。私はそれを止めなければならない。
学校も辞めさせると言われた。学校を辞めれば暴力を辞めてくれるかもしれないと思い、それでもいいと言ったが。辞めてもいいと言うと父は逆に怒った。
最終的に包丁を持って私を追いかけ回したことで私は祖父母の家に預けられることになった
それから1年後父は再婚し私はまた父と再婚相手と共に住むことになった。
再婚相手と父は頻繁に派手な喧嘩をした。喧嘩をすると怒鳴り声が部屋にも聞こえてくる。私はその声を聴きながら自傷行為をした。再婚相手が私を相手に父の悪口を、父は再婚相手の悪口を言った。
時々再婚相手は私の死んだ母の悪口も言った。それが一番きつかった。
もちろんケータイのチェックは変わらない。これは私が悪いのだが私は援助交際をしていた。理由は父に「今までお前に使った金を返せ」と言われたから、稼がなければいけないと思ったのだ。本当に馬鹿だった。
兎にも角にもそれによってケータイチェックは強化。1日3件のメールにならなにかあれば殴られた。
最終的にまた私は祖父母の家に預けられた。というより私が出ていったのだ。
祖父母の家に行ったあと父が迎えに来ることは無かった。ただ帰ってきなさいというメールが2通きただけ。それでも彼らの中では私が出ていったから出ていった私が悪いのだ。
私には今新しい家族がいる。それでも父親と再婚相手を殺したくて堪らない。
父は私が23歳になった今でも金を払ってくれている。しかし連絡はこない。父には金を払う以外愛情を表現する方法がないのだ。
ただ一言、父と再婚相手に謝ってもらって、私も謝って、何がお互い悪かったのかを反省して今度こそ家族になれたら。
それが叶わないことが分かっているから私は父を憎むしかないのだ。父の金を使えるだけ使って、ずっと憎むしかないのだ。
それしか父と繋がる方法が見つからない。苦しい