推薦入試で第一志望の大学に合格して、1月末に入学手続きの書類が届いた。
まだ学校での講座があるから課題などもやりつつ、早く書類を書いてしまわないと、と思い自分の書けるものは2月の初めには書き終わっていた。
あとは保護者と一緒に見なければいけないもの、書いてもらわないといけないものが残っていて、早く書いてほしいと頼んでいたのに親がなかなか書いてくれなかった。
夜になると早々に寝てしまったり、休日は休日で体調が悪く後にしてと言われたり。
うちは裕福ではないし、大学でこれから相当お金がかかるから、仕事で疲れている親にあまり文句は言えなかった。
けれど、手続き日の三日前になってやっと準備しだすって、遅すぎじゃないか。
何か手違いがあるとまずい、時間に余裕を持って準備したい、と思っていたのに結局直前に慌ただしくなる羽目になった。
しつこく言わなかった自分が悪い、一緒じゃなくても先に目を通しておかなかった自分が悪い。それは分かっているけれど、どうしようもなく苛立ってしまう。
挙げ句の果てには、「これからは一人でやっていかなくちゃいけないから書類は全面的に任せてた」なんて言う。
だから自分でできるものはやっていたじゃないか。あとは保護者と一緒に書かなくちゃいけないやつだってちゃんと伝えておいたのに。
手続きの書類くらいで神経質になりすぎかもしれないけど、自分以外の要因でこんな風に邪魔されるのがすごく苛々する。
最近は普段からピリピリしていたし、早く書かないとという思いから不安と焦燥感でいっぱいだった。
半ば八つ当たりみたいに親にそっけなくなってしまっていて、それでまた自己嫌悪に陥る。
多分、自分は完璧主義に近い考え方があるんだと思う。だから自分の思い通りにならないと苛立つし、不完全な状態でいることが許せない。
せっかくここまで頑張ってやっといい大学に入れたのに、こんなことで台無しにされてしまったらどうしよう。
そんな風に考えてる自分がなんだか馬鹿馬鹿しく思えてくる。
この性格直さないと、この先、生きづらいんだろうなあ。