小学生時代のことはほとんど思い出せないので、断片的で分かりにくいかもしれません。それでも、誰にも言えなかったことを書かせてください。
小学校五年生のときだったと思います。
私は数人のクラスメイトと一緒に、他の生徒が下校した後、悪質な行為をしていました。ペンを隠したり、道具箱の中にボンドをつけたりしていました。特定の人にしていたのではなく、無差別にしていました。一緒にやっていた人はいたものの、誰かに脅されてやった訳ではありません。どういうつもりでやっていたのか、自分でも全く理解できません。
そんな悪質行為はすぐに先生に報告され、クラス全員を集めての会議?のようなものが行われました。先生は、「吊るし上げはしないが、やった人はわかっている」と全員に言い、そういった行為をすることについて、お説教をしました。その後も、特に何を言われるでもありませんでしたが、ばれているかもしれないことが恐ろしく、悪質行為をするのはやめました。何事も無かったように誰も悪質行為をしなくなり、話にも出てきませんでした。
小学校六年生になり、クラスがかわりました。しばらくしてから私はいじめられるようになりました。最初はよそよそしくされたり、無視されたりする程度でしたが、段々ひどくなっていきました。卒業式の数ヶ月前まで我慢していましたが、ある日信じられないようなことを言われてから、不登校になりました。内容は覚えていませんが、それまで感じたことのない程の激しい怒りで、頭が熱くなったことは覚えています。
小学生時代には、家族と旅行に行ったり、ピアノの発表会に出たり色々なことをした筈ですが、上記の出来事二つしか思い出せません。
小学校のことを思い出す度に自分の悪質行為に対して罪悪感と嫌悪感が溢れて、頭がぐちゃぐちゃになります。
改めて考えると、悪質行為をした私はいじめられて当然だったのでしょう。あんなことをした過去の自分が耐え難いほど気持ち悪く、おぞましいです。両親は小学校に上がる前に離婚しましたが、ともに正義感が強い人たちで、特に一人で私を育ててくれた母は曲がったことが大嫌いでした。あんなに素晴らしい母が大切に育ててくれたのに、何故あんなことをしたのだろうと、そればかり考えてしまいます。
毎日このことについて考えている訳ではありませんが、時間が空いた時にふと考え出してしまうと、頭の中がぐちゃぐちゃになり、息がし辛くなります。
自殺したい訳でも、自傷したい訳でもありませんが、誰かに打ち明けたかったことを書きました。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。