私が中学生の頃の話です。
家族全員で外食に出かけました。そこはホテルのバイキングで、当時の私にはとてもキラキラして見えました。楽しかったです。
食事中は、ですが。
父はお酒を飲んでいて、足元をふらつかせるほど酔っていました。
歩いて帰る途中、父がよろけて私の方に倒れてきたので反射的に避けました。
そして転んで眉間のあたりに怪我をしたんです。血が出ていたのでタクシーを呼んで家に帰ることに。大した怪我ではなかったのですが跡は残りました。
そして数日後、その事についてこんなことを言ってきたのです。「お前が避けなければ怪我しなかった」というような内容を。
当時の私はこの人は何を言っているのだろうかと一瞬思考停止しました。
当時中学生の私にたしか50代後半の父の体など支えられる訳がない。間違いなく巻き添えにされ潰れていたでしょう。
父は酔っていました。不注意にも程があります。自重くらいはできたはずなのに。どうして
そんな事を言うのかと。
お前が悪いと、私に責任を押し付けられた気がして辛かったです。ショックでした。この人は味方ではないのだと。
私はどうすれば良かったんですか?
ななしさん
仰るとおり、あなたは悪くないと思います。大人が倒れかかってきたら、とっさに避けてしまうのは普通のことですし、避けなかったらあなたが怪我をしていたかもしれない。
ただ、転んで怪我をしたお父さんがついそう言ってしまう気持ちも分かる気もします。人は不幸があったとき、「もし〇〇だったら、無事だったのになぁ」と考えてしまうものです。実際には無理な話ですが、そうやって一時的に不満をもったり、責任転嫁して心を納得させたりします。あと、愛する娘さんである貴方に自分を守って支えてほしかったという甘えたような気持ちもあるかもしれません。
結論としては、その言葉は特に気にする必要がありません。一時の軽口みたいなものです。
そして、あなたや家族のために仕事を頑張っていて、家計を支え、さらに外食にも連れていってくれるお父さんは、あなたの味方です。