『西の魔女が死んだ』
この本は、知っている人も多いんじゃないかな?と思います。
私も小学校の頃、一度、読んだきりで当時は
ふーんって感じで終わってしまったのですが…
大学院生の時、人間関係に疲れ果て
精神的にダメになり、引きこもりがちになってしまったことがあります。
そんな時、偶然、この西の魔女が死んだの映画を見ました。この映画の中の台詞で凄く心にしみたものがあって、救われたので
同じように毎日苦しい人に届けばいいなと思って、この宛メを書いています。
不登校になってしまった主人公に向けての
祖母の言葉です。
「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか。」
この言葉に励まされて私は大学院での環境を変えることができました。
誰にだって合わない環境というものはあります。でも、誰にだって合う環境というものも必ずある。だから、自分の心が壊れる前に離れることも大切だと私は思います。それは逃げじゃなくて、幸せに生きる為に大切な術なんだと思います。いっぱいいっぱいだったあの頃の自分にもっと自分自身のために生きていいと教えてくれた言葉でした。
小学生の時、ちっとも理解できてなかったけれど、大人になって、こんなに受け取り方が変わるなんて。感受性は経験により変化します。大人になるのも悪くないものです。
あなたの苦しい気持ちが少しでも軽くなれたら、いいな。
強くならなくてもいい。
そのままの自分で幸せになれる場所で
無理せずに生きましょう。