あれほど本気になれる恋も
あれほど幸せな恋も、あれほど辛い恋も、もうこの先の人生では無いだろうと。
自分が持っている全てのものを擦り減らしてまでも、彼と一緒に居ることを心に誓って
どんな難題も必ず乗り越えると心に決めて、それでも2人は終わってしまって。
最後はお互いに憎しみしか残らなかった、そんな恋でした。お互いを崩し合うような、そんな2人が幸せになれるはずもなく。
ただただ必死だった。
彼と幸せになる。そう決めたのに、いつの間にか大切なものを失っていって、気づいたらなぜか街中で彼に向かって土下座をしていた。異常だし、もうこの関係に愛は無い。
気づくのにこんなにも時間がかかって、ひたすら傷つけ合った。深い深い傷が今もこれからも残り続けるのだろう。消してしまいたい記憶がたくさんある。
これからはひとりで、この街で生きていくことになる。
またあんな風に笑えるのだろうか。
また誰かと恋に落ちて、愛し合うような、そんな日がくるのだろうか。
何も考えられない。ただただ辛いのです。