料理を作っても美味しいも不味いも何も言わずにスマホでゲームしながら黙々と食べられて全然作り甲斐がないなあ。あんなに好きだ

料理を作っても美味しいも不味いも何も言わずにスマホでゲームしながら黙々と食べられて全然作り甲斐がないなあ。

あんなに好きだった料理を嫌いになりかけててつらい。

趣味は料理、なんてもう言えないな。

自分で食べるのもめんどくさくなってきたし、誰かに「おいしい」って言って貰えたらそれでいいのにな。

毎日言ってくれなんてわがまま言わないから、たまには自分から感想を言って欲しい。

何だかもう疲れちゃったな。同棲でこんな弱音吐いてんのに結婚なんて無理だろうな。
主婦ってすごい。

名前のない小瓶

78107通目の宛名のないメール

お返事が届いています

ななしさん

ええ！その態度、ありえないんですけど。
主さんの事、お母さんか何かと勘違いしてるんじゃないですか、その彼？
何の感想もおいしいの一言も無しなんて、作り甲斐ないですよね。
結婚するなら、しつけしないと駄目ですよ～。
料理一緒にするとか、献立は考えさせるとか。
自分でやらないから、ありがたみが分かんないんですよ。
料理好きなら勿体ないから、やめないでほしいな。

以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。

扉を、ひらいた。色彩が溢れ出すはずだった。風が香り出すはずだった。淡い期待と、強い欲望が渦を成して心を枯らす何でもかんでもついてこないで欲しいひとりでやってほしい何も考えられない。迷惑をかけてばかりで毎日どう死ぬかかんがえている自分の落ち度棚に上げてキンキンキンキンと初めての人なんだからわかるわけないじゃないの！自分の生きてきた話人生が先に進めない。心はまだ取り残されてるのに、時間ば流れて体は歳をとっていく。自殺完遂する気なさ過ぎて笑う。自殺失敗した。上手くいかなかった。というより弱虫すぎて、意気地なしすぎてできなかった。昔あった事大切な、大好きな私の先生たち。私の憧れでがんばる理由。わたしの光。先生たちがいたから生きてこられた。先生たちが夢をくれた死にたい。受験落ちたら死のうかな。彼氏くんごめんね。せっかく気持ち伝えてくれたのに。嫌われること繰り返すから嫌いになってね。精一杯振られるから何一つ親に言えなくなってしまった。昔は言えたはずなことがどんどん言えなくなっていく。怒られているわけじゃなくて、ただ質問されてるだけなのに。全部作り笑いってばれたらどうしよう。私もう好きじゃないってみんなに言ってる。でもねまだ好き。多分ずっと好きだと思う今日みたいな綺麗な青空の下で死にたい。超短編小説『嫌悪』

料理を作っても美味しいも不味いも何も言わずにスマホでゲームしながら黙々と食べられて全然作り甲斐がないなあ。あんなに好きだった料理