常に誰かを殺したい
理性で押さえ込んではいるけれど「他人の我」に対する殺意が収まらない
歩道で歩行者をどかす自転車のジジイ
通り道で立ち止まりお喋りするババア
駅のホームで割り込みをするクズ
電車内でつり革につかまらずスマホ両手でいじってぶつかるアホ
誰でもいいから殺したかったという犯罪者は、明確に弱者を選んで殺すけれど
殺したい奴なんて無数にいるだろうに、死ぬべき奴なんて無数にいるだろうに
どうせ殺すなら自身を追い詰めた相手なり、何かをしてきた相手なり、殺されるべき奴を殺すべきだと考えてしまう
日常的な些細なことでの不満が全て殺意へと変わる
誰もが知らずにそういうことをしていることはわかってる、自分もしているのかもしれない
みんな不満の通りに殺し合える世界に生まれればもう少し希望でも持てたのかな
身勝手をした奴がやったモン勝ちの世界なんて、みんな死んでしまえばいい