一昨日の夜、いきなり頭に浮かびました。
「地面にナイフを刺してみた」
それは30年くらい前に知った、詩の一節でした。
知った当時、その詩集を買ったのですが、故郷を離れる時に処分してしまいました。
しかし、どうしてもまた、その詩を読みたくなり、早速、記憶を手繰り寄せながら調べて注文し、今日届きました。
地面にナイフをさしてみた(12歳 中一)
地面にナイフをさしてみた
世の中がなくなればいいと思って
地面は血を流さない
だまってナイフをうけいれた
私は空を見た
思いきり「ばかやろう」と
さけんでみた
鳥が一羽とびたった
空もだまってうけいれた
もうやりきれなくて
あの地面になりたい
もうやりきれなくて
あの空になりたい
当時の私も、4年前の私も求めていたものは、ただ理解してほしいだけでした。
昔から空が好きですが、その時はぼんやりと見上げてばかり。
故郷を離れ、一人暮らしを始めた時も、部屋から見える林ばかり眺めてました。
今、再びこの詩を読み、改めて私は私が出来ることを、この先も私のペースで続けようと想いました。
あなたはこの詩を読んで、どう感じましたか?