皆さんは親のこと恨んだことはありますか?
親を恨んでしまいます。
先天性の脳性麻痺があります。
最近何年かぶりに診断書をもらうために病院へいきました。
診断書には「今後良くなる見込みなし」と書かれていました。
何故かすごく悲しくなりました。
治らないことなんてもうわかっていたはずなのに
小学生の頃はまだ治ると思ってリハビリをしてました。
でも中学生になって治らないことがわかってきて
それは別に治らないと言われたわけじゃなくてなんとなくです。
リハビリするのは嫌だったけど2歳の頃からずっと通ってて、治らないなら行かないっていう考えがなかったんだと思います。
通院していた病院を18歳で卒業してからはリハビリはしてないです。
今までちゃんと診断書を見たことなくて中身を見て、現実を突きつけられたように感じました。
それと同時にこれから自分はどうなるんだろうって不安が押し寄せてきて。
不安になったら親を恨んでしまっている自分がいました。
親も病院の先生ももう治らないなんて普通言わないですよね。
親にはいつも「あなたの障害は軽いんだからもっと頑張りなさい」と言われています。
そうやって言われるたびに
「じゃあ変わってよ。1日でいいから変わってよ。そんなこと言うな。
この身体のせいでどれだけ嫌な思いしてると思ってるんだ」って口には出せませんが心の中で泣きそうになりながら反抗してます。
自分は弱い。
テレビに出ているような障害を持ってても明るく前向きに捉えて生きていける人ばかりじゃない。
親は自分のためを思って言ってることもわかります。
一緒に生まれたかたわれはなんともないのに。
どうして自分だけ。
そんな思いが診断書を見てしまった時からずっとあって
親を恨むのは違うのに。
どうしたら恨まないで過ごせますか?
名前のない小瓶
98002通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
はじめまして。
私も先天性の脳性麻痺で足に障害があります。一応自分の足で歩くことはできるので、私も脳性麻痺の人の中では比較的軽度な方かと思います。
親を恨んでしまうこと、正直私もあります。
親だって一応一人の人間だし、心を傷つけてしまうようなことはしたくはないので、面と向かっては言いませんが…
障害当事者がこんな事を言うのはどうかとは思いますが、障害を抱えて生きるのは、かなりキツイ事です。
世の中のほとんどの人は、健常者で生まれてくる事ができるのに、どうして自分はこんな身体で産まれたのだろう?
障害さえなければ、学生時代にイジメられる事も無かっただろうし、足が悪くて、やりたい!と思っても出来なくて悔しい思いをすることも無かっただろうし…
こんな身体で生きる事を産まれてから死ぬまで続けろ!だなんて苦行すぎる!!
ただただ健常者が羨ましい!
そんな事を1日の終わりに無意識に考えてしまっている自分がいます。
そんな中で、障害当事者本人をこの世に産んだ親を恨んでしまうというのは、ある意味当然といえば当然だと思います。
世の中には、小児がんの子どもたちだったり、自分の身のすくそばで戦争、空爆が起こっている海外の人たちだったり、単なる障害者よりも遥かに大変な人たちがたくさんいると思います。
命が危なくないだけいいじゃない?もっと感謝しろよ?
中にはそんな事を言ってくる人たちもいると思います。
それは私も痛いほど分かっているつもりです。
でも、辛いものは辛いんです!障害のある身体で産まれたせいで、五体満足で生きている人よりも何倍も苦労してきている所もあるだろうし、やっぱり健常者が羨ましい。親だって健常者だし、障害者の気持ちは障害者にしか分からない。
正直そんな気持ちは拭いきれないから…
毎日苦しい中で生きているのは、貴方だけではありません。
ともに強く生きていきましょう。
ななしさん
こんにちは
親御さんを恨んでしまうという
あなたのお気持ち…
いけないことではないと思います
あなたはとても頑張って生きていらっしゃるのだと思います
親を恨むのは違うとおっしゃりながら…
弱いどころかとても強くて優しいと思います
私の子どもはもうすぐ2歳になります
脳神経の病気で入院しています
治る見込みはないようです
でも
でも
私を恨んででも生きて欲しい
私のわがままだけど生きて欲しい
辛いかもしれないけど生きて欲しい…
恨んでも良いんだと思います
あなたは立派に頑張っておられると思います
あなたの幸せを心からお祈りしております
ななしさん
恨んでもいいのでは。
障害じゃなくても、「何で私がこんな体に」てなるのは珍しくないですよね。
「何で練習しても練習してもタイムが良くならないんだろう」
「何ですぐに指を切ったり足ぶつけたり、どんくさいんだろう」
「何でブス?」
「何で貧乳?」
「何でハゲ?」
全部、よくある悩みです。
自分の体について、健常者は悩んでOKで、明確に病名がついた障害者は前向きにならないといけないの?おかしくね?て思います。
口に出せばいいんですよ。「軽いと思うなら変わって!」「この体で◯◯とか◯◯とか、嫌なことがたくさんあった!」て言えばいいんです。
健常者と障害者の違い以前に、人間は他人の気持ちなんてわからないものなんです。自分の本音すら見失うことがあるのだから。
「お母さんも、障害がある体に産んでゴメンと思っているはずだ。きっと辛いんだ。追い討ちをかけるようなことを言ってはいけない」なんて、そんな配慮は要らないのです。お母さんは本気で「軽いんだから不幸中の幸いよ。そんなにメソメソしなくてもいいのに」て考えているかもしれない。それならハッキリ言わないと何も伝わりません。
ゴミ屋敷は、家の中のものを全部出して、部屋を掃除し、ゴミは捨て、必要な家具は洗って戻す、そういうことをしないと綺麗にはなりません。
心も同じで、重たくなった心を解放してあげるには、汚い感情、知って欲しいけど見せたくないものも、吐き出さないといけないのです。
恨みをぶつけて、受け止めてもらうこと。
本当に伝わったと実感出来て、お母さんのことを自分の本当の味方だと思えるようになれたら、また気持ちが変わるかもしれません。
ななしさん
私もここ数年ずっと恨んでます。
恨んだって嫌な過去は変わらないのに、恨むことしか出来ないです。でも、恨んでしまう自分をダメだと思わずに、許すことにしました。たとえ家族でも、憎いと思ったら憎いです。血なんか関係ない。
私は頑張れって言葉嫌いです。
だってどんなに頑張ったって、周りは頑張れって囃し立てるから。変わって欲しいよねほんとに。
あなたは何も悪くないよ
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