最近、ネットを通して自分の作った作品を公開し始めました。そんな中で、同時に褒めてもらうことも増えたのですが、褒められるととても複雑な心境になります。
褒められるのはとても嬉しいんです。でもその嬉しさに違和感を感じてしまって、言い表しがたいのですが、その「褒められて嬉しい」という気持ちをどう扱えばいいのかわからず、パッと褒められたときに固まってしまいます。
褒められて嬉しい。なのにどう返せばいいのか分からない。素直に「うれしい!ありがとうございます!」って返せばいいのだけれど、変な違和感にずっと付きまとわれて、ありがとう と返す手も止まってしまいます……。
拙い文章で申し訳ないですが、この何とも言えない違和感は何なんでしょうか……?同じような方いらっしゃいますか……?
名前のない小瓶
98304通目の宛名のないメール
小瓶主の返事あり
お返事が届いています
ななしさん
(小瓶主)
>1通目さん、ありがとうございます。
確かに、ズレた感想を貰うと少し違うなぁって感じます。ただ褒められるより、例えそれが痛い所を突かれたとしても、的を得た感想を貰った時の方が、比較的受け取れやすいし、嬉しさも素直なような気がします。まだまだ始めたばかりで経験も何も無いのですが、私も少しずつ受け入れられるようになるでしょうか。
>2通目さん、ありがとうございます。
言われて初めて気付きました。私は確かに、親に褒められた経験があまりありません。兄弟間で褒められ方に大きな差がありました。上の兄弟は褒められたのに、私はそれが出来るのが当たり前のように扱われてきました。比べられて貶されました。だからこそ、ネットという場所を選んで作品の公開を始めたんです。「ここなら比べられない」という淡い期待を持って。
これからも作品は投稿し続けようと思います。
褒めてくれる人がいます。あなたの作品は愛に溢れてると言ってくれた人もいました。
素直に喜べるのはまだまだ先かもしれませんが、そんな自分を受け入れながら、少しずつ歩いていこうと思います。ありがとうございました。
ななしさん
もしかして、親御さんに一切褒められなかったり、罵倒されながら育ちませんでしたか?
それとも、自分にとって苦しい条件を達成した時でないと褒めてもらえなかったか、兄弟間で褒められ方に差異があったか。
学校の先生など、本来褒めてくれてもいい人に関して、何か記憶に埋もれたトラウマがある場合もあります。
褒められる→嬉しいの回路は、経験によって発達の仕方が違います。
知識としてそのようなものだと理解していても、自分の経験に照らし合わせて違和感があれば、そのように感じることはできません。
ちなみに私は褒められなかったタイプで、学校のテストの点数に奇妙な強迫観念を持っていました。
今でも褒められて素直に嬉しいと感じることは少ないです。いい年になってから覚えた第二言語のように、一度頭で翻訳してから反応している感じですね。
名前のない小瓶
私も長年ネットで作品を公開しているので、ちょっと気持ちがわかるかもしれません。
私の場合、違和感の多くは「感想が簡単すぎる」か「自分の考えと違う」でした。自分で自作の欠点や未熟さが見えていて、いつまでも上達しないことを悔しく思っているのに、「すばらしいですね!」みたいに一言で言われてもなんだか軽すぎるし釈然としなくて。すばらしい部分はあるかもしれないけど、じゃあそれは具体的にどこなのさとか、悪いところがあるならそれはなんなのさ、って思ってしまい、素直に受け取れない年月が続きました。
逆に素直に喜べたのは、褒めるにしろけなすにしろ、的を射た感想をもらったときですね。これは海外にも発信するようになってから初めてもらうようになったんですが、「これこれこういうところをここまで工夫してあって、とても苦労されたんじゃないかと思います」みたいなコメントを初めてもらったときは本気で泣きました。ああ、こんなに丹念に見てくれる人がいるのか、って。
今はもうちょっと、感じ方がフラットです。
たとえば自分で作ったものでも好き嫌いってありません?
でも自分の中でどうかと思うものでも、そして案の定まるで人気が出なくても、「こんなにハマったのは初めて」「好みにぴったりで手放せません」みたいにベタ惚れしてくれる人が必ず1人2人はいるんです。
昔はそれこそ違和感しかなかったんですが、そんなことが繰り返されるうちに、自分の作品を自分でどう思うかと、他人がどう思うかはわけて考えるべきじゃないかなって思うようになりました。
なので今では褒められたら素直に「ありがとうございます!」って返事できています。相手が本当に気に入ってくれたのなら、自分が作ったことに意味があったと思えますから、そういう意味ではやっぱり、ありがたいですものね。
私の回答が主さんの納得いくものかはわかりません。欲するものも違うでしょうしね。
もし納得できなければ、もっと長い時間続けてみたら自分で答えがわかるかもしれませんよ。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。