拝啓
未来の僕へ
人ばかりに恵まれるのはいいけれど
なにせ自分に問題を抱えすぎている今日このごろ
いかがお過ごしでしょうか
あなたがこれを読んでいるということはちゃんと頑張って生きてるんですね
生きてくれてるんですね
中学受験を決意するはいいけれども
秀才止まりで天才との差を小学生ながらに感じ
大きく掲げすぎた夢を早々に見失い
それでも頑張るしかないと前を向き
さあ頑張るぞって思ったところで祖母が他界
絶望しながらも自分には勉強しかないからと思い
いざ受験してみれば
第一志望もチャレンジ校も落ちて
それでも客観的に見ればすごくいい学校には受かったが
自分にとっては御三家でない学校などどこも同じで
すでにいくつもの自己嫌悪に苛まれているときに
起立性調節障害になり
日常生活を普通に送れないほどの低血圧を筆頭に
様々な障害が目の前に立ちはだかり
とうとう精神面まで異常をきたし
今は大量に処方された薬を飲み体調の方はようやくマシになってきたものの
コロナのせいで社会復帰はならず
自己嫌悪に苛まれリスカを繰り返す日々
消えたい
このまま存在が消えて
僕が生きてた痕跡も
僕に関する人々の記憶も
全部消えてしまえばどんなに幸せだろう
とか考えてます
ねぇ?今これを読んでる君は幸せですか?
笑えてますか?
今の苦しい日々を笑い話に変えられてますか?
未来の僕がこのメッセを忘れるくらい
見つける暇がないくらいに幸せになっていますように
敬具
中学生の僕より