ゲームに対する偏見なのか、自分が物語への理解力が浅いのか、面白い物語にめぐり合ったことがないのかはわからない。
アニメや漫画だと「正義の反対はもう一つの正義」をうまく体現しているけど、ゲームだと毎回失敗しているように思ってしまうのは自分だけかな?
漫画「NARUTO」の最初期の話(「波の国編」と言えばピンとくると思う)で、ナルトと白が大切な人のことで対話する場面がある。ナルトは白の正体を知らないが、読者は事前に白が再不斬の仲間であることを知っていて、「ナルトと戦闘して白はシンでしまうのでは?」と推測できる。
そこから生まれるのは「ナルトと白が別な形で出会っていれば、友達になれたのではないか?」という気持ち。漫画やアニメだと敵キャラにも同情できるけど、これがゲームという媒体だと敵キャラへの同情が不快になってしまうんだ。
プレイヤーが絶対勝利者であるゲームのシステムと同情できる敵キャラってなんか合わないんだよね。中には戦っても敵キャラが生き残って共存共栄というオチもあり、納得できずにモヤモヤ。