名前のない小瓶
こんにちは。
あなたは花火大会が好きじゃないんてすね。
私もです。
理由は2つあって、打ち上げ花火のあの音が昔からちょっと怖いのと、すし詰めの状態で見るのが耐えられないんです。
それはともかく、メッセージ花火っていうのがあるんですね。40年近く生きてきて初めて知ったおばちゃんです。
あなたの手紙を読むうちに、私の学生時代の心境を思い出しました。
いわゆるリア充側の人達は、目立ちたがり屋というか人前でプロポーズするようなサプライズが良かったりして、もし自分が食事をしているお店でそんなことが始まろうものなら、心に余裕があるときはノリで「おめでとう」が言えるかもしれません。
また、例えば好きな人が周囲にバレて噂になったとか、学校や外で嫌な目に遭っていたり人生最悪な状態だったら……「ここでわざわざやる必要ある??」「手を止めて見ず知らずの人を祝わないといけない」なんて言いたくなったかもしれません。
しかし、彼らはそうした周囲の都合なんてものは考えていません。きっと自分が主人公ですし、他人の事情をいちいち気にしていたら何も出来なくなります。
性犯罪の話も出ていましたが、リア充の人達の取りがちな行動(もちろん性犯罪と同等という意味ではありません)から似通っているのは、周囲や他者への無配慮や無遠慮なのかもしれません。
告白やプロポーズは個人間でひっそりしっぽりしてもらいたいし、性犯罪に走るのではなく自分で対価を払って欲求不満を解消するのが筋だと私は考えています。
あなたはもしかしたらずっと何かに対して我慢して自分を殺すように耐えてきたのかもしれませんね。
ちなみに私もコロナでかえって楽になった方です。好きな人とだけ会って、通勤せずとも仕事は近くの方も遠くの方もネット越しに互いの自由な時間にやり取り出来るようになってきました。
時代が変わろうとも、あなたという人を大切にしてくれて、価値観が共有できる人と必ず出会えると思います。
※性犯罪に遭いやすいとのこと、遭いやすいタイプがあるそうなので、気をつけてくださいね。