名前のない小瓶
私も自分のことが嫌いだったので、気持ちが少しわかる気がします。
私が自己肯定感を得たのは30過ぎてからです。ごく簡単に言えば、自分が好きなことを自分で好きだと認め、自分の欠点ではなく今までがんばってきたことを認めるようにしたら、自己肯定感が生まれてきました。
自己肯定感がないと、自分に対する評価は日頃からマイナスばかりです。だからちょっとしたミスでもさらにマイナスの評価に傾くばかりです。ですが自己肯定感があると日頃の自分評価は基本的にプラスになっているので、小さなミスくらいで全体の評価がマイナスにいくことはありません。だから心に余裕ができるんです。
泣きたくなるのは、自分で自分をいじめているからです。
ご自身に対する評価は本当に公正でしょうか?欠点やミスは大きく評価するのに、できていることは「できて当然」と思ってノーカウントにしていないでしょうか。あるいは自分に限らず、物事の欠点ばかり見ていないでしょうか。それでは全体の評価がプラスになるはずがありません。
こんなことは大したことじゃないからとか、他の人もできてるんだから評価に値しないとか、そういう考え方を取っ払って、自分にできること、できたことを数え、もしまだ足りなければこれから少しずつでも増やすようにしていけば、数年もすれば自己肯定感がどういうものか、自分でわかるようになると思いますよ。