私は彼女がとても好きで
よく一緒に仕事をしています。
彼女のデスクのある部屋
私はわざわざ出向いて。
邪魔なら言ってね。
私は別にいいけど。
最初はやむにやまれず出向いていました。
どうしてもそこでないと作業できなかったから。
でも今は、出向く理由もないのに
一緒の時間が、居心地がよくて
貴女に興味を持ったから。
いつも他愛ない話をする。
仕事の事や
どうでもいいこと
貴女と私はぜんぜん違う。
けれど、だからこそ
話をしてるともっと知りたくなる。
貴女は私のできないことができて
苦手なところを助けてくれる。
このくらいなんでもないよ
そんな風にかっこよく。
横顔が素敵で
声が心地よくて
笑った顔が、綺麗で。
そして感じる
私だけが惹かれてること。
貴女は私なんて必要ないと。
私は特別じゃない。
私は貴女に出来ることがない
私は貴女を助けてあげることがない
求められることもない
貴女は誰にでも優しい。
貴女は誰でもたすけて。
誰にも興味を持たない。
自分の芯を持っていて
今が幸せと、さらりという。
気のおかない友達、家族
私が入る隙なんかない。
私は今 職場の暇潰し程度。
貴女が優しくしてくれても
貴女がまた来週といってくれても
この部屋に置いてくれても
きっと、今だけなんだろう
忘れられてしまうんだろう
一緒にと、貴女が思うことなんかないと
毎日考えて、心が壊れそうになる。
そばにいたいと思ってしまうけど
伝えてはいけないと、がまんしてしまう。
今は、一緒にいられるけど
来年度は私はここを去る。
そうしたら、私はきっと
忘れられてしまうのだ。
ずっと一緒にいたいとか
そんな言葉は重すぎて
貴女の事が好きですも
口が裂けても言ってはいけない。
貴女は決して
一緒にや また とはいわない
私は貴女としたいことがたくさんあるけど
私だけなんだなと感じる。
だから、もう
一緒にが怖くて言えない。
遠くて、遠くて
今誰といるのだろうと。
良いことも悪くとらえてしまう。
毎日泣いて たった一人で。
貴女と別れる日まで
貴女と別れたあとの方がきっと悲しいのに
それまでの日々も、こんなにも悲しい。
焦燥感と悲しい気持ち
幸せを感じたい。
でもきっと私には起こらない。
それでも、私は貴女が好きで
そばにいたいと、願ってしまう。
