ななしさん
確かに世の中の学歴偏重は、あまり人を幸せにはしない方向に働いてしまっていますよね。
あなたがなさりたいことって、ご自分の中ではある程度明確化されているのでしょうか?
そうだとしたら、軌道修正をする時期なのかもしれませんね。
無理をして親御さんの期待に応え続けていると、いつかどこかで挫折したり、体の方に何らかの症状のようなものが出てしまうことがあります。
たくさん色々してくれたかもしれませんが、親子間特有の「愛してほしい、認めてほしい」という子どもの側のしごく当たり前の欲求を、言葉は悪いですが親の側が餌にして、親が自身も気付かぬうちに、「自慢したい、苦労が報われる思いをしたい、老後の不安を減らしたい」、などの欲求に沿わせる形で、子どもの適性を無視した道に誘導していることだって、往々にしてあるのです。
これだけたくさん投資したのだから、大きな見返りを期待しているからね、という言葉や無言の逆らいがたい圧迫に苦しんでいる子どもも、大勢います。
そもそも本当に無力な状態でこの世に生まれさせられて、世話をしてくれる人に縋らざるを得ない状態で、最初「いい子」でいる以外の選択肢はほとんどありません。
なので、子どもは親を美化し、親の側に問題があっても何とか庇って自分が悪いことにした方が、まだ気持ちが落ち着くのです。
「〜してあげたのに」
「〜してくれたんだから」
の呪縛からは、それがもしあるなら、離れた方がいいように思います。
そしてできれば、あなたが心地いいとか、やってみたいとか、これならできそうだしやりがいも感じられそう、と思える何かを一つでも多く見つけてみて下さい。
そこへいちいちあなたの中の親御さんを内面化した部分が異議を唱えるのであれば、もしかしたらカウンセリングなど、あなたがご自身として生きて行くための助けとなる方法が必要なのかもしれません。