どうでも良いことなのかもしれないけれどさ
「ゲイ」って言葉を使うことに抵抗がある。自分自身がそうであるのに、嫌悪感を覚えてしまう。この言葉の響きがなんか不快に感じてしまう。なんならこの言葉のせいで自分で自分のセクシャリティを認められないのではないかと思うほどだ。まあそんなわけないんだろうけど。同性愛者とか、セクシャルマイノリティとか、LGBTQとかって言葉を使うことにはそこまで抵抗はないのに。なんでかな。濁点があって仰々しい感じがするからか。あと、もともとゲイって言葉は「陽気な」みたいな意味合いがあるが、現実は陽気どころか深刻に悩んでいる人も多いんだけどっていう違和感もある。差別的だってことで今はあまり使用されない「ホモ」って言葉があるが、正直、「ホモ」って言葉の方が言葉の響きとしては好みだ。生物学や医学などの分野では、「ホモ」って言葉は「同じ」みたいな意味を表す無機質な接頭語に過ぎず、特にネガティブな意味もないので、個人的にはそちらの方が使用しやすいし、自称しやすいと思う。でも、昔から差別と戦ってきて、「ホモ」という言葉で傷付いてきた人が多いのだとしたら、やはりその言葉は使うべきではないのかもしれない。
でも、意外と、同じように感じる人、多いみたい。とあるゲイのYouTuberの方も同じようなこと言ってた。濁点がちょっときついのだと。
こんな単語ひとつとっても、嫌な気分になったりならなかったり。そう考えると。言葉の持つ力って、かなり大きいのかもしれないな。
115164通目の宛名のないメール
小瓶主の返事あり
お返事が届いています
あきひろ
(小瓶主)
もう何カ月もたってしって申し訳ないですが、お返事させてください。
一通目の方
周囲から勝手なイメージを持たれるのが嫌だというのはよくわかります。ただ、僕の場合は周囲どころか、自分自身で自分のセクシュアリティに嫌悪感を抱いている部分があり、もはや自分を認められないのは言葉の問題ではないのかもしれません。どちらにせよ、あなたの言う通り、自分が嫌な言葉を、無理して自分に対して使う必要はないのかもしれませんね。自分は自分、そう思うことで自己肯定感も高くなってくるのかもしれません。
二通目の方
言葉に対してトラウマがあるのですね。多くの人にとって、「ホモ」という言葉がトラウマになっているから、現在は使用が好ましくない言葉となっているのでしょうね。「ホモ」にしても「ゲイ」にしても、それらの言葉を使用する人が悪意を持って使用されれば、そう呼ばれた方はトラウマとなってその言葉に対する嫌悪感を抱いてしまうのですよね。言葉ではなく、意識の問題なのでしょう。「ゲイ」や「ホモ」って言葉なんて使う必要のない社会、早く来てほしいですね。
ななしさん
わかります。
ですが、僕は「ゲイ」も「ホモ」も嫌だなぁ。
ゲイっぽい、ホモっぽいって馬鹿にされていた経験があるので、今でも自分の口から発せられないくらいトラウマになっている語句です。
ホモの方が柔らかい響きかもしれませんが、恐らく言葉的には同性愛者の蔑称という位置付けなので、あまり使わない方が賢明ですね笑
ゲイもホモもそんな言葉自体なくなる時代がくれば理想的なんでしょうね。
それくらい同性愛者が当たり前に受け入れられている社会。 性差別、セクシャリティの区別がない社会。
生きている内にそんな社会を見れたら、どんなに嬉しいですかね。
でもきっともっと時間がかかるんだろうな。
当事者として苦しいです。
とっとちゃん
わかります小瓶主さんのその気持ち。
自分が自己紹介、というかカミングアウトするときに「ゲイです」というのはどうしても躊躇って、結局自分のことをどう説明すれば良いのかわからず終いになってしまいますよね…。
きっと人それぞれ「ゲイ」という言葉に対するイメージがあるので、勘違いされるのを恐れて、ひとくくりに自分を「ゲイ」だと置きたくないのかなあなんて思います。
一般的に、「ゲイ」といえば「テレビに出てるはっちゃけた男好きの人」を思い浮かべますよね。そのイメージから勝手にネガティブなイメージができてしまうんだと思います。
もういっそのこと便利な括り言葉を使わずに「私は私」で生きていくのが良いですよ。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。