今晩は、長文失礼いたします 吐き出させてください
実は私は、かつてある社会運動団体(以下「M団体」とします)のメンバー(以下「Aさん」とします)に、あるイベントで勧誘され、1年半ほど加入していました。
その団体には様々な社会運動を行う人達が多く加入していましたが、そのうち色々とおかしい事に気づきました。
・首都圏での大イベント(しかもM団体の名前は前面に出さずに、別の団体を主催団体としてチラシ等に出しているのが
明らかに胡散臭く、いかがわしい。もっと早く気付くべきだった)への参加を、事実上強制される。
遠方に行くことになるので気が進まなかったが、メンバー達に囲まれて執拗に説得され、結局参加することになり、
往復交通費と宿泊代で、出費が合計数万円にもなってしまった。すごく後悔している。
・別の大イベント開催のための経費が、メンバー達が集めた寄付金の額を超過していて、
更に多くの寄付金を集めるよう、団体のリーダー格の人が呼び掛けていたが、
集めた金額の範囲内で、開催する事は考えないのか?苦労して寄付金を集めて来た人達の事を、どう考えているのか?と、対人・金銭感覚と計画性に、疑問を覚えた。
・毎週の会合、機関紙購読、大小のイベント開催費、夏冬の「活動強化費」各5,000円、各種寄付金と、あまりにお金の負担が大き過ぎる
(私は合計で、団体にいた時約25万円使ってしまった。授業料と思わなきゃ仕方が無い)
それだけお金のかかる団体なのに、収支報告が、メンバー達にハッキリと分かる形で公表された事は、一度たりともなかった。
・中でも衝撃だったのが、源泉徴収票の提出を求められた事だった。(私は断りましたが)
恐らく私が、どれだけ団体にお金を出せるかを見るためだろうけど、社会運動団体が、あんなプライバシーと個人情報の塊を見せるよう要求するなんて、聞いたことがない。
悪徳貧困ビジネスでは、その業者側に、当事者の生活保護受給額が丸々把握されてしまう事もあるそうだが、そのことを連想せずにいられなかった。
誤解を恐れずにあえて言わせて頂くと、自分の中では、M団体は「綺麗な外面をした銭ゲバ」だと感じている。
あとAさんは、笑顔でいる事が多く、親近感を漂わせ、ハグやボディタッチと言ったスキンシップを以て、私に接して来られましたが、
後になるほど、疑問と不信感を持つことが増えて行きました。
・活動について色々と話している途中にいきなり、私の月収について尋ねられた。私は急な事に驚いて曖昧な額を伝えたが、
なぜこんな個人情報を話さなければいけないのかと、疑問に思った。
・首都圏で行われる大規模なデモへの動員のため、Aさんが執拗に何度も参加を勧めてきたので、私は丁重にお断りしたが、結局折れて参加することになった。
Aさんは最初、ホクホク笑顔で私に「政治を変える大きな流れの一滴になったね」などと言ったが、
その後私が、そのデモに参加した事を後悔しているのを見ると、何故か
「○○さん(私)の意志で行ったんだからね」「○○さんが選んで行ったんだからね」と、壊れたレコードのように同じ内容を繰り返して、
まるでいつもの笑顔を脱ぎ捨てたような冷たい表情と口調で、切り捨てるように言われ、ショックだった。
この時、Aさんの本当の姿が見えた気がした。
・Aさんは反原発運動に関わっていて、脱原発デモ/イベントでも活動していましたが、
ある有名人が犯罪行為で逮捕された時、その有名人の事を”放射能のせいで頭がおかしくなった”などと平然と言っていて、ゾッとした。
あまりにも恐ろしい言葉だった。今思い出しても、戦慄で体の芯が寒くなる。
社会運動に関わるには、ここまで人間捨てないといけないのなら、微塵も関わりたくない。
今思うと、Aさんは大抵親愛感とニコニコ笑顔を振りまき、スキンシップを多用して来ていたけれど、笑っていない時の目は、怖い位冷酷さが現れていたと思う。
今思うと、詐欺的商法の人か、以下のブログ記事に登場する「悪徳ヒーラー」とそっくりだと思った。
記事「【ヒーラー被害&スピリチュアル被害】自分のせいで重度の精神病になった生徒を損得勘定で見捨てた無責任な悪徳ヒーラー」
http://ioechan.blog.fc2.com/blog-entry-15.html
記事「悪徳ヒーラーを友人やクライアントたちに紹介したことを鬱病になるほど後悔されている被害者さんがおられます。」
http://ioechan.blog.fc2.com/blog-entry-148.html
(奇しくも、Aさんもスピリチュアルに関心があり、アロマテラピーでの開業を目指していると話していました)
色々とおかしさを感じ、私が数年前にM団体を脱退する旨団体本部に伝えてから、
Aさんから数日続けて電話とメールの着信がありました。一切対応せずにいたら、今度は速達で手紙が来ました。
手紙でもメールでも、私の事を「仲間」「友達」と連呼していましたが、誠に失礼ながら、グロテスクさと気色悪さが、それらの言葉の裏に満ちているとさえ感じました。
また、”○○さん(私)は決心して入ってくれましたよね。私も○○さんに入ってほしいと思ったし、○○さんだから、誘ったのです”とも書いていて、
私の名前を繰り返して、洗脳しようとしている感じが酷い違和感を覚えたし、私の中に入り込もうとしているような気持ち悪さがありました。
メールでも手紙でも、「直接会ってお話を聞かせて欲しい」と何度も繰り返して言われましたが、私は何かものすごい危険な予感を感じていました。
もし会いに行ったら、Aさんの他にも何人かのメンバーが待ち構えていて、軟禁同様の状態で、私が「団体に戻ります」と言うまで、帰してもらえなかったかも知れない、とさえ思います。
そして、メールでも手紙でも、”手紙一つで○○さんと私のつながりが終わるのは寂しくて悲しい”
”手紙一つで、これまで築いてきた信頼関係を終わらせるのですか?(中略)○○さんもこのままで終わっていいと思っていないと思います”
”色々な問題の整理が必要ですが、○○さんと私には、それが出来ると思っています”
等と書かれ、絆と情緒に訴えかけ、また私の内面に罪悪感を染み込ませて、操ろうとしているかのようでした。
あの時、身近な方のサポートが無ければ、心を強く持ってバリアを張っていなければ、ズルズルとAさんのペースに巻かれて、団体に引き戻されていたと思います。
恐らくAさんは、洗脳と言うか、心理的に相手を支配し操作する技術に、非常に長けていたのかも知れないと、恐ろしささえ感じました。
あと以前Aさんは私の事を「純粋」だと言っていたけれど、要するに私は「ネギを背負ったカモ」だと言いたいんだろ、と思います。
その後も手紙で、”また色々なお話をしましょう”と書いていたけれど、以後連絡は一切なくなりました。
私が団体に入った当初、Aさんは私に”これで人生が変わる”とか”○○さん(私)を団体に引き込んだ責任がある”などと言ってもいましたが、
それらは薄っぺらな言葉で、サラサラ、サラサラと空虚な綺麗事を平気で言える人、というイメージが強くなっています。
私は心底ショックで、「私が今まで時間とお金を費やして、活動に加わってきたのは、何だったのか…」と思い、壊れそうでした。
人間不信にもなり、何を信じたら良いか判らなくなりました。
私はタダ働きの労働力とお金を提供するだけの、使い勝手のいい道具として見られていたのだなという思い、食い物にされていたんだ、という思いがあります。
Aさんを在籍させているM団体にも不信感が生まれ、M団体は悪徳商法の企業体と五十歩百歩で、いつカルト団体になってもおかしくないと思うようになりました。
ここに書かせて頂いたことが半分トラウマになって、申し訳ないけれど、私は社会運動にはもう関わるもんじゃないと思い、遠ざかってしまいたいとさえ思うようになりました。
後は死ぬまで、極力普通の生活がしたいです。
ここまで読んで下さり、有難うございました。