なにもできない、何も残してない残す予定もない中途半端な人間です。
勉強もスポーツも部活も友達も恋愛も、全部がんばってる先輩や友達を見ると死にたくなります。
忙しい日々を送りながら、私よりもずっと難しい勉強で難なく単位を取っていく。
私は課題に追われながら、なんとなく毎日を過ごしているだけ。
私は何も出来ない。彼らは息付く暇もなく走り回って、それでいて全部完璧にこなしているのに。
勉強も運動もできない、友達は少ない、コミュ力ない、地味で根暗で無能で馬鹿な私が、
こんな劣等感を持つことすら惨めです。
誰も私を見下してないのに。
どれだけ失敗して迷惑かけても、嫌な顔ひとつしないのに。
自分を変えたくて、ボランティア活動を始めました。
「有能」で「欠かせない」彼らと違って、指示された仕事すら満足にこなせない私はここでもお荷物。
プライドが邪魔して自分の無能を認められない。与えられた仕事はこなさなくては。どうせできないくせに。
他人に頼ることさえ難しい。
こんな時、なんて言えばいいんだっけ?
どんな顔でどう言えば、相手を不快にさせないんだっけ?
自分より下の人間を見つけては見下してしまう。
1番下じゃない大丈夫、あいつは私より無能、あいつはまともに人と話せない、あいつはあいつはあいつは。