小さなお話を書きました。よかったら読んで見てください。

ドン。
なんの前触れもなく満月が昇る青くて暗い空に派手な音を立てて大きな花が咲いた。
その音ではっ、と意識を取り戻した。
また咲く花を見ようと空を仰ぐが、花が咲くどころか音もしなかった。

少しして、蛙や鈴虫の声が聞こえた。
それと一緒に目の前を流れる川の音が流れてきた。

そしてまた。
ドン。
さっきよりは小ぶりな、でも派手で綺麗な花がまた咲いた。
それから立て続けに色んな色の、色んな形の花が咲いた。

虫の声と花火が相まってとても幻想的で綺麗だった。

「綺麗だね」

隣から声がした。
男の子だった。
誰だろう。
知っているはずはなかった。
でも懐かしくて、知っている気がして、どこかで見た気がした。
私はその人が好きになった。
元々好きだったのかもしれない。

「うん、綺麗だね」

私も返した。
この時間がずっと続けばいいのに。
そう願った。
明日なんか来なくてもいいって。
このまま朝なんか来ないで欲しいって。
隣から、彼が居なくならないで欲しいって。

小さな夏の思い出だった。





オチはありません。多分。
これは私が見た夢です。

だいたい10月中旬頃。
夏の終わりを惜しむように、コロナがあって、夏の思い出になるはずだったけどできなかった事をぎゅっとつめたような夢だった。

今年の夏は私史上最高の夏だった。
コロナで制限がかかった中ではあったけど、逆にそのおかげでいい思い出も出来た。
好きなことに没頭して、想い人ができて、ゲームの中で夏祭りをして花火を見て。
不自由ではあったけど、新しい挑戦も発見もあって楽しかった。

楽しかったなぁ。
もう終わっちゃうんだね。
きっともう終わってるんだよね。

次は始まりの冬が来て。

出会いと別れの春が来て。

夏なんて嫌いだよー！って嘆いて。

でもいざ夏になると1年で1番の思い出になって。

なんの季節が好きですか？

ぶっちゃけ私は夏が嫌いで大好きです。

おしまい。

ここまで読んでくれてありがとね。

こんなこと書いてる時に外で猫が喧嘩始めて笑いそうになっちゃった、というか笑ったw

もう疲れてると思うので寝ます。

どんな事でもいいのでお返事大募集してます。

お返事待ってるぜ★