小学生の時、ある日、掃除から教室に戻ってくると突然、クラス中からいじめられ、
それでも翌日も学校に行ったら優しい子が話しかけてくれて、
そこへ昨日までの友達が近づいてきて「そんな人と仲良くするのやめな」と言い捨て、
「私は「そんな人」なんだ」と絶望した。
その後、どうやってまた日常に戻っていったのか覚えてない。
クラス中から無視されたのはほんの1日かそこらだったらしい。
でも、全員から「バカ」だとか「嘘つき」だとか言われまくったあの時に思ったことは覚えてる。
「私には私がいない」と。
私なら、こんな不確かな、しかもおしゃべりで嘘つきとみんなが知ってる子が言いふらしたことだけで、
簡単に誰かを悪者よばわりしないよ。
事情も聞かずに一方的に、「こんなやつみんなで無視しようぜ」なんて言わないし、
「そんな人と口きくのやめな」なんて言わないよ。
普段のその子を知っているなら「きっと何か理由があるはず。きっと何かが間違っているはず」と思うよ。
私なら、ね。
だから、全員から攻撃されたとき、「私には私をかばってくれる「私」はいないんだ」と気づいて愕然とした。
そうして大人になった今、もう人間であることすら疲れてきた。
みんな都合の悪いことがあると、気に入らないことがあると、そのきっかけになった相手を悪者あつかいしてくる。
お金を貸しても、返してほしいと言えば、とたんに「そんなことをいうほうがおかしい」とばかりに怒り出す。
あまりに身勝手。
最初からそういう人だとわかっているならいい。
でも、そうではなくて、信頼してきた人たちが突然のごとく態度を変えてきたから、もう何も信じられない。
そんな彼らを信頼してきた自分自身も、もう信じられない。
私には私しかいない。
その私すら信じられなくなったら、どうやって生きていけばいいんだろうか。
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