1年前とか2年前、半年前とかに聞いてた曲を久しぶりに全部掘り出して聞いてみた。
時期ごとにハマっていた曲が違って、色んな曲を聞くうちに色んな記憶が蘇ってきて懐かしかったし、その頃の自分が羨ましかった。
例えば、小6の頃クラス中がギスギスしてて、1番の親友と絶交ギリギリまで行った時に聞いてた曲。
例えば、初めての期末に向けた勉強を必死にやってた時に聞いてた曲。
例えば、仲良くしてくれてた人達がみんな嫌いになりかけた時に聞いてた曲。
例えば、初めて病んで、すごく怖くてどうしたらいいのかわからなかった時に聞いてた曲。
例えば、好きな人ができて、好きすぎてすごく楽しくて辛かった時に聞いてた曲。
全部全部、鮮やかな色の着いた思い出たちで、痛くても苦くても全部大切な思い出たちで、全部が楽しくて綺麗な思い出たちで、今思うと、すごく羨ましい。
自分に関わってくれる人が沢山いて、自分のことを考えられる余裕があって、結果のためにしたくも無い努力を一生懸命やって、どうしようもない、どうにもならない悩みなんてなくて、恨む、妬むなんて感情はほとんどなくて、毎日が色濃くて、本当に素敵な思い出だった。
今なんて、色なんてない灰色の世界で、毎日が同じことの繰り返しで、制限がかかるばかりでメリットは一切無し、私の世界がどんどん堅く狭くなっていく中で新たなストレスも加わり。
もう、何も見えない。
本当に暗闇で、道を間違える以前に道が見えない。
全部やめちゃいたいなぁ
純粋で楽しかった昔に戻りたい
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名前のない小瓶
琥覇ちゃんを支えていた曲が、こんなにもたくさんあるんだね。素敵だなぁ。
私も聞き返してみようかな。
灰色の世界かぁ。新たなストレスも、出てきちゃったんだね…。暗闇で、道が見えないのは怖い…。
でもね。
灰色の世界で、真っ暗闇になったからこそ。今までの思い出たちが、鮮やかで綺麗だったこと、気付けたんじゃないかな。
それって、とっても素敵じゃない？
何も見えない時はさ、何もしないでいいと思う。見えてきたら動けばいい。
私が、明かりのついたランタン持って、琥覇ちゃんのところに走っていくから。
だからさ、明るくなるまで、一緒に居よう。
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