同じ誕生日の好きな人へ
もしかしたらあなたに届くことはない小瓶の手紙を書きます。
ひとまず10日間、あなたの身を案じた手紙を書きます。
私のことを忘れても、あなたは健やかに生きていってください。
本当は、私だけ覚えていてあなたに忘れられたくはなかったです。
私はあなたにとっての励みになる特別な存在になりたいです。
ローランサンの『鎮静剤』の詩のように、好きな人に忘れられた女というのはとてもとてもとても辛いとわかりました。
でも私は、あなたと私が日々を健やかに過ごせるように祈る。
そして、あなたと私がまた出会い直して仲良くなれるのを望む。
かつて共通のものが好きだった、小説を書くのが得意な同じ葉月の誕生日のあなたへ、健やかに元気に過ごしてください。
私は時には泣き言を言ってしまうけど、未熟な自分の心身を磨いて強くなって、必ずやあなたの力や支えになれる素敵な女性になります。
お互い、離れた別の場所でそれぞれ懸命にコツコツと頑張りましょう。